マスクメロン、プリンスメロン、夕張メロン、夏はいろんな「メロン」がおいしく熟します。 お手頃価格のメロンも色々、お好きなものを召し上がれ。
「メロン」は大きく分けると、網目のあるネット系の品種とノーネット系のものに分かれます。
しかし実際には「マスクメロン」と呼ばれる「アールス・フェボリット」は別格で、「果物の芸術品」と言われるほど見た目、味、価格、栽培方法の難しさなど飛びぬけて高い水準を保っています。ただ、「マスクメロン」とは「アールス・フェボリット」のみを指す名前ではなく、ムスク(じゃ香)のような香りを持つメロンという意味で、他にも「ハニー・デュー」(ハネデュー)なども「マスクメロン」の一種です。
ネット系のメロンは見た目や味を「アールス・フェボリット」に近づけようと品種改良されたものが多く、低価格で味も良い品種がさまざま出ています。
また、「赤肉メロン」と呼ばれるネット系メロンの系統があり、以前は日持ちの悪さと独特のカロチン臭が嫌われていましたが、こちらも品種改良により高品質のものが出来ています。代表選手は「夕張メロン」で、この人気にあやかって他の赤肉メロンも需要が増えています。
ノーネットのものはネット系のものに比べ色や大きさもさまざまで、おおむね低価格で味もあっさりしたものが多いようです。今この系統の品種は本当にたくさんあって選ぶのに迷うほどです。
どんなメロンもごく未熟なうちは皮がつるりとしていますが、ネット系メロンは成長すると皮がひび割れ、その割れ目をふさごうとかさぶた状のものを作り、網目模様が出来上がります。