こたつに「みかん」でお正月。
日本でみかんといえばほとんど温州みかんですが、これは江戸時代初期に中国の浙江省温州から鹿児島に入ってきたみかんから偶然できた変種とされていて、種がなく手で簡単に皮をむけるのが特長です
一般に出回るようになったのは明治時代になってからで、それまで主流だった紀州みかんに取って代わりました。
みかんの栄養で特筆されるのはビタミンCの多さで、大きなものなら2個で一日に必要なビタミンCがとれます。また、ビタミンCの働きを助けるビタミンPがみかんを包んでいる袋や白い筋に多く含まれているので、みかんを食べる時は袋ごと食べるのがお勧めです。そうすれば、食物繊維もたっぷり取れて一石三鳥ですね。
最近注目されているのが、みかんの色素の一種であるβ-クリプトキサンチンで、たいへん強い発がん抑制効果があることがわかりました。温州みかんは、その食べやすさ、おいしさからも、海外から注目されている果物です。