アスリート達のパワーフード「バナナ」
バナナの種類は世界中で400以上と言われていますが、そのうち半分は加熱調理用の品種です。日本ではほとんど生食用で、キャベンディッシュというフィリピン及び南米産のバナナが主流です。
この品種は日持ちがして形が整っているのが特徴で他にねっとりとして甘みも香りも高く濃厚な味わいの台湾バナナや、皮が赤くクリーミーで香りや酸味の高いモラード、10cm弱の小さくて柔らかく甘いモンキーバナナ(あまり日持ちしません)などがよく見かけられるところでしょうか。
バナナは輸入されるとき青いまま輸入され、日本でエチレンガスという無害なガスを使って追熟されます。
食べごろはシュガースポットと呼ばれる茶色の斑点の出たものですが、全体がべたいちめん茶色になったものは熟しすぎで中身の味も落ちます。
また、バナナは低温障害を起こしやすいので(黒褐色になり食べられなくなる)冷蔵庫に入れないほうが良いでしょう。
バナナが日本に入ってきたのは16世紀半ば、ポルトガルの宣教師ルイスが、織田信長に献上したのが最初だと言われています。今では安いバナナですが、以前は輸入量が少なく大変高価で、病気の時にしかたべさせてもらいない、子供たちの憧れの果物でした。