低カロリーでビタミンCたっぷり、11月にはフロリダ産の 「グレープフルーツ」が入荷し始めます。
「グレープフルーツ」は18世紀ごろ西インド諸島のバルバドス島で生まれた新品種で、「ザボン」の突然変異か他の果実との自然交配によりできたものと考えられています。
その後アメリカに伝わりフロリダやカリフォルニアで大々的に作られるようになりました。
「グレープフルーツ」 という名前はぶどうのように房状になる様子からつけられたようですが、香りがぶどうに似ているためという説もあります。
豊かな果汁とやや渋みを帯びたさわやかな味が特徴で、低カロリーでビタミンCがたっぷり含まれているところから、主産地のアメリカでは大人気で、ホテルの朝食用フルーツの定番となっています。
果肉の色は淡黄色のものが主流でしたが、ピンク・ルビー・スタールビーとどんどん赤い色の濃いものが出てきており、赤いものの方が甘みが強いということです。これは品種改良により生まれたものではなく、突然変異でできたものだそうで、そのあたりが大国アメリカのおおらかさを表しているような気がします。