ビールの友「枝豆」はアルコールから肝臓を守ります
枝豆は熟していない大豆を枝ごと若採りしたものですが、現在では枝豆専用の品種が200ほどあり、本来の大豆の品種とは少し違うようです。
大豆をこのように枝豆として食べるようになったのがいつのころからなのかはっきりしませんが、江戸時代にはすでに街角に枝豆うりの姿が見られたとの記述があります。
ちなみに、大豆は中国原産で、日本には縄文時代に朝鮮半島を経て入ったと言われ、「古事記」や「日本書紀」にも大豆についての記述があります。
しかし、このように枝豆として若採りして食べるのは日本特有の食べ方で外国では例を見ません。
若採りして食べることにより、大豆本来の豊富なたんぱく質やビタミンB群はもとより、大豆にはないカロチンやビタミンCもたっぷり摂れます。鉄分やカルシウムも多く、栄養学的にも優れた食品です。
枝豆は収穫後、どんどん味も栄養価も落ちていきます。買ったらすぐ茹でて食べてしまうのが一番です。これは未熟な豆である枝豆が生きて呼吸し、さらに成長しようとするためでしかたのないことです。どうしてもその日のうちに食べられなければ、固茹でにして冷凍し、食べる前にもう一度さっと茹でてください。