加賀丸芋

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お歳暮商戦で大活躍の加賀丸芋は山からの贈り物です。

加賀丸芋は山芋属つくね芋群に属する高級品種。粘りが強く、おろしても箸でつまみあげることができるほどで、他の山芋に比べ栄養価も高い。加賀野菜に認定されないことが疑問に思えるほど、地元では自慢の地野菜。とろろ汁、麦トロ、マグロの山かけや磯辺揚げ、お好み焼き風に焼いても格別の一品。

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加賀丸芋は山芋の一種で、関西ではつくね芋とも呼ばれています。 そもそも山芋とは里で採れる芋「里芋」に対して山で採れる芋「山芋」と呼ばれるもので、そのなかには「自然薯」(じねんじょ)、棒状の「長いも」、バチ状になった「大和芋」(やまといも)(その姿から「いちょう芋」と呼ばれることもある)、球状の「丸芋」(大和芋と呼ばれることもあります)などがあります。

山芋には主成分のでんぷんを分解する消化酵素が含まれているので、生で食べることができ、粘りのもとムチンがたんぱく質をうまく活用させるなど、すぐれた特長があります。

また、丸芋は他の山芋に比べ大変粘りが強く、すりおろしたものを箸でつまみ上げることもできます。栄養価も高くすぐれた食品ですが、栽培がむずかしく収穫量が多くないので、価格はやや高めです。

山芋が手に触れてかゆくなるのは、シュウ酸カルシウム針のようなごく小さな結晶のせいで、これが皮膚に刺さりかゆみを起こします。こすらず水で洗い流した方が良いでしょう。山芋は「山のうなぎ」「山薬(さんやく)」と言われるほどの滋養強壮食品で、中国では漢方薬として使われているほどです。

旬の時期

10月~2月

主な産地

寺井・根上・鶴来・鹿島・珠洲

効用

滋養強壮・消化促進・精力増強・老化防止・高血圧予防・コレステロールを下げる・整腸作用など、いろいろな効用があります。

おいしい食べるには

  • 加熱するとせっかくの消化酵素の働きが激減します、栄養的特長を生かすなら加熱せずに食べる調理法を選びましょう。
  • 変色しやすいので、皮をむいたら酢水につけましょう。
  • 丸芋の栄養丸採りのとろろ汁や麦とろ、マグロの山かけ、千切りにしてサラダや酢みそ・梅肉などで和え物に、むっちりした磯辺揚げも丸芋ならでは、丸芋の揚げ出しやお好み焼きも最高です。

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