「からし菜」は中央アジア原産で白菜類と黒がらしか自然交配してできたと言われています。
多くの品種がありますが、種子から油とからしを採るものはインドや北アフリカ、ヨーロッパなどで発達し、野菜としては中国を中心に発達してきました。そういえば中国野菜の「ザーサイ」や九州の「高菜」なども「からし菜」の仲間です。
日本には9世紀ごろに中国から渡来したとされ、ほとんどが漬物用として栽培されてきました。
「二塚からし菜」の来歴は江戸時代といわれており。冬の漬け菜として「吹立菜」や「中島菜」と共に、深く地元に根をおろしています。
葉の色は緑から濃緑色、紫がかったものと様々で、葉には細かな毛が生えています。いかにもいかつい感じですが、雪をかぶった一番寒い2月から3月のものが味も良いと言われています。