加賀れんこん

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加賀蓮根『加賀野菜』は優れた品種。自信を持ってお勧めします。

節が短く粘り気が強いのが特徴。五代藩主が花をめでるため、城のお堀に植えたのが始まりだとか。キンピラや酢蓮根、天ぷら、はさみ揚げなどにしたり、郷土料理の蓮蒸し、蓮根の団子汁、ハス根かんなどのお菓子の材料としても使われる。

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「加賀れんこん」は産地の名前を取り「小坂蓮根」(こさかれんこん)とも呼ばれ、他の蓮根に比べ節が短く、ずんぐりしていて、粘り気が強いのが特徴です。ですから煮物にするとむっちりとした独特の食感が楽しめますし、すりおろして蒸し物に使ったり団子汁にするなど、地元ではバリエーション豊かな食材として使われています。

この蓮根の来歴は、加賀藩の五代藩主「綱紀公」が参勤交代のおりに花を愛でるために美濃から苗を持ち帰り、城のお堀に植え、根を食用にしたことに始まる、栽培歴三百年の、加賀野菜の代表選手です。また、事ある時は食糧として活用する目的もあったとか・・・加賀の国のお国柄をしのばせるエピソードだとは思いませんか。

蓮根は食物繊維に富みビタミンCも柑橘系より多いほどです。野菜には珍しく血液を作るために必要なビタミンB12を含んでいるので貧血や母乳を増やすのに効果があります。

旬の時期

8月中旬~5月下旬

主な産地

小坂町・河北潟地区

効能

ガン・高血圧・便秘・止血・貧血改善・二日酔いや母乳を出すために効果があり、火を通したものは胃を強くし、吐き気や下痢を止める作用があるとされ、胃や十二指腸の痛みに効果があるそうです。

おいしく食べるには

  • アクが強いので、切ったはしから酢水に浸ける。
  • シャキシャキ感を生かしキンピラや酢れんこんに。
  • 穴を利用しからし蓮根や肉詰めに。
  • 粘りを生かした蓮蒸し(はすむし)や団子汁。
  • 天ぷらやはさみ揚げも旨い。
  • 変わったところでは夏の和菓子としての蓮根羹(はすねかん)にもトライ!

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