金時草(きんじそう)

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みめうるわしき「加賀野菜」「金時草(きんじそう)」

一般名は「水前寺菜」で九州の水前寺で栽培されていたが、現在では金沢が主産地。金時草とは葉裏の金時色(きんときいろ)からついた名前。ぬるりとした食感と美しい色が特徴。酢の物が最高だが、サラダや天ぷら、和え物などもおいしい。最近では佃煮やジャム、ドレッシングなどさまざまな製品も出回っている。

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「金時草」はインドネシア原産で、日本には18世紀に渡来したと言われています。熊本の水前寺で栽培されていたので、一般的には「水前寺菜」と呼ばれていますが、今ではほとんど金沢でしか栽培されていないようです。 金沢へは藩政時代に農家の人が熊本から持ち帰り、自家用に栽培したのが始めとされています。


金時草はたいへん強い植物でどんなところでも栽培できますが、日陰の場所を好み、一株から取っても取ってもわき芽が伸びて、また収穫できるというありがたい作物でもあります。 「金時草(きんじそう)」という名前の由来は、葉の裏側の「金時色(きんときいろ)」(赤紫色)から来ているようです。茎と葉裏が赤紫色、葉の表は緑色で、色のコントラストも美しい珍しい野菜です。 食べた感じ見た感じでは「つるむらさき」に似ていて、土臭さとぬめりのある、いかにも身体に良さそうな野菜です。栄養学的にはカロチン・ビタミンB1・ビタミンC・カルシウム・鉄分などが多いと言われています。

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金時草の旬は、6月です。今ではハウス栽培なので1年中出荷されるようになりましたが、やはり本来の旬の時期のものは違います。大きさ・色つや・葉の勢いなど、本当に生き生きした姿で店頭に並びます。ぜひこの時期に食べてください。

旬の時期

6月~9月(一年中栽培)

主な産地

花園・森本地区

効能

夏バテ防止・貧血・イライラ・骨粗鬆症・疲労回復に効果が期待できます。

おいしく食べるには

  • 葉を摘み取り利用します。ゆで過ぎは持ち味のぬめり・色合いを損ないます。
  • 摘み取った葉をさっとゆでて酢の物に、金時草の食べ方の王道です。
  • お浸し・ごま和え・芥醤油・マヨネーズで食べたり白和えにしてもおもしろい。
  • サラダ・天ぷら・煮物の付け合わせ・みそ汁の具にしてもgood!
  • 色合いを生かしたゼリーやシャーベットも美しい。

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