柿市から目と鼻の先
二年近くもの間ギギギギガガガガとうるさかった工事がようやく終了し、
『近江町駐車場』が[商業施設][駐車場][イートインスペース][キッチンスタジオ]を
設けたおしゃれな空間『近江町ふれあい駐車場』に4月1日生まれ変わりました
たくさんの人に来て、
見て、
旨いものを市場でごっそり買っていただきたいものですが、
そうとは言えない現状に困惑する毎日です
さて、今月の地酒のご紹介は『ここ最近入荷の酒』です
酒の失敗談・「松の翠、お代わり!」
娘の住むアパートの斜迎えに心くすぐる店を見つけたのは、前回京都に向かった時のことです。店先の「鳥くし」と書かれた赤ちょうちんの向こう側は、カウンター席のみでマックス10人ぐらいといったところでしょうか。ガラス越しでも焼き鳥の何んとも旨そうな匂いが私をその場にくぎ付けにします。
娘はカウンターだけの焼鳥屋にはまだちょっと抵抗があるようです。まあ、十代の女子ですからオッサン感漂う焼き鳥店よりおしゃれなカフェの方が良いに決まってます・・・が、半ば強引に引き連れられてきて頼んだ焼き鳥は、目の大きさが倍になるほど旨かった。おいおいおい、こりゃぁやばい店を見つけてしまったようだぞー。
前回、そんな母のわがままに付き合わせたので今回は娘が行きたいところに行くつもりでいたのですが、仕事を終えて到着した私に「今日、あの焼き鳥屋行かん?」と誘ってきたのです。
行きます、行きます、行きますとも。
焼き鳥と言えば日本酒しか頭に浮かんでこないのですが、失礼ながら京都の日本酒にいまいち期待していない自分がいます。なので前回はハイボールにとどめたのですが、今日はどうしても日本酒が飲みたい!日本酒メニューから何かこれはと思えるものがないかガン見しました。
(ん~、純米吟醸の生酒か、、これならいけるかも) 直感で注文したその日本酒がめっちゃ旨かった!!
横から(あんた、調子にのっとるやろ)と言わんばかりに冷たいビームを出してくる娘を無視して
「松の翠、代わりお願いしま~す」
繰り返すこと5回。
冷蔵庫から出されたばかりの一升瓶からグラスに溢れる寸前まで注がれるその姿に至福の時を感じます。
お勘定をお願いした時に言われた一言は・・・
「お客さん、えらい日本酒がお好きなんですねぇ~」
これっておそらく[呆れ]から出た言葉なんでしょうが、酔っ払いのアホスイッチが入った私には誉め言葉にしか聞こえなかったのであります。若かりし頃から酒をたくさん飲めることはすばらしいことだと勘違いして育ってきた私です。あの店主からの誉め言葉が欲しくてまたの機会を淡々と狙っております。
調子づいた私は、さらにアパート隣のコンビニでつまみと缶チューを購入したようです。ま、それ飲んだこともすべて翌朝忘れてましたけどね、何かぁ~?
どの地に居ようともこの身は日本酒と共にあり。