ゴールデンウィーク明けに帰省した息子が帰京する前日の事。
本当なら我が家の味をゆっくりと堪能させてあげるべき日でしたが、仕事終わりのダンナに所用ができて食事の準備をするのは時間的にきついってことで外食することにしました。(当家の食事担当はダンナです。)
「ほんなら、馬肉食べに行っか」
意見はすぐに一致しました。自宅から5分程車を走らせたところにある『馬づら』さんは当社のお客様で、新鮮な桜肉も堪能できて接客の良さが定評の超おすすめ店です!!
ちなみにこちらの店名ですが、[店主が馬づら]とかではなく[うまい顔(つら)は幸せな顔]ということで『馬づら』さんだそうです。
大人数用の個室もありますが、今回は3人なので足を落とせるテーブル席に案内されました。
各テーブル席は隣とロールカーテンで仕切られていて声は聞こえど顔は見えずでいい感じにプライバシーも保たれています。入口も可動式の衝立で目隠しされるので、落ち着いて会話できる空間のしつらえです。
ダンナは[黒ビール]、息子は[青リンゴのカクテル]、私はもちろん[日本酒]で宴スタートです♪
運ばれてくる料理に「おぉー」と歓声をあげて次々とお店の味を堪能していきます。
中ほどには「これ、マスターからのサービスです」と炭火焼きの焼き鳥が運ばれてきました。こんな心遣いってすんごく嬉しいですよね。我々のテンションは更にアゲ↑アゲ↑です。
その時です、、、
わっ
ロールカーテンを壁と勘違いしたダンナがその身を預け、アルマジロみたいに丸まって隣の席へちんぶりかえって(ひっくり返って)います。
転がるダンナに「またかよ」と大きくため息をついた私と息子です。
幸いにもそっち側の席にはお客さんがいなかったので良かったものの、反対側だったら・・・。
いきなり隣から見知らぬおっさんが後ろ向きで転がってきたらどうです?
「ダラんね~け」ですよね。
まあ、それの方が酒の失敗談のネタとしてはありがたかったかもね~(*´з`)
【酒の失敗談・その② 儲かったような気分】
5月23日(木) 『場数(ばかず)』さんにて
年に何回か決行される[お客様]と、その[仕事仲間お二人]と、[姉]と[私]という不思議なメンバーでの宴が執り行われました。職種も年齢も違うメンバーでの食事会は、回数を重ねるごとに打ち解け、遠慮がなくなった分お料理を頼む数が増え続けている気がします。
ざっとこれらの物を食した訳です。↓
終盤になって私の高速トイレ通いが始まり、ろれつが回らなくなってきた姉の様子を見極めてジェントルたちは上手にお開きへと導いて下さいます。
お代がいくらだったかもその痕跡を残すものも残ってはいませんが、自分の中の割としっかりした別人格がちゃんとお支払いをし、タクシーの運転手さんに自宅を告げ、気づけばベットに横たわっているというわけです。理屈なもんですね。
その翌日のことです。
意外な人がこの酒屋に来店されました。意外な人とは昨日お世話になったお店の奥様です。
「えっ、どうされたんですか」
その質問の答えは、、、
「ごめんなさ~い。私、うっかりしてお釣りを渡し忘れてたんです」
そう言って恐縮しておられます。
いくら払ったのかも覚えていない者がお釣りの有る無しなど知るはずもございません。姉に聞いても「早く帰りなさい」と3度ばかし言われたことくらいしか記憶がないとのお返事。渡されたお釣りを「儲かったような気分やね」と山分けしたおバカシスターズでございます。
それにしても、いつになったら[ほどほど]を学習できるのやら・・・ダラは死んでも治りましぇん