十月最後の土曜日のことです。
母のバースデーパーティーが柿市本社ビル3Fの食堂で執り行われました。
母、姉、兄夫婦、私と娘、そして今回は近所に住む友禅作家の叔父の7名です。旦那は風邪で会社を早退したため、参戦出来ませんでした。叔父はたまたま母と姉を誘って「外食しよう」と電話してきたところ、母に「今日、私の誕生会やしウチおいで」と逆ナンされました。「さすがに手ぶらで来るわけにいかなんだ」と、ちょっとテレテレしながら姉である母に大きな花束をプレゼントしていました。
姉は毎度みんなの誕生会に最高の酒を用意してくれます。今回は[奥能登の白菊 純米大吟醸 無濾過生原酒]の一升瓶です。このお酒、本当に美味しいんですよ。優しくてみずみずしくて、どんだけでも延々と飲めそうです。
ん~、ですが私、最近かなり飲み過ぎて脅威を感じるほどになっています。過剰に仕入れた『ひやおろし』を責任買いして毎晩やっつけているんですけど、そのスピードがやばいことになってる訳です。
同じ銘柄の『ひやおろし』の一升瓶を飲み続けて今、6本目に突入しましたが、3日目にその瓶を持ち上げて飲もうとするとすっからかん。思わず「うそやろ、誰飲んだん?」と叫んでみますが、だれ~も返事をしません。でしょうね、でしょうね、私以外あり得ません。
2日で一升(1.8L)が空になるってことは1日五合(900ML)です。明らかに飲み過ぎです。これでは身体だけでなく、身上をもつぶしかねません。反省(/_;)
話を戻します。
この日、一番弾けていたのが叔父です。会話の中で千葉に住む叔父の話になりました。
数日前、千葉の叔父が誰の命日でもない日にお供えのアレンジ花を送ってきました。おそらく父の命日をひと月間違えて送ってきたのだろうということで話は収まったのですが、その話に酔っ払い叔父(友禅作家)が
「あいつボケたんないがかいや。ちょっと電話してやろ。」と、言い出したのです。
止めましたよ全員で。全力で。マジで。
もういいでしょ、助さん!!
ですが酔っ払った叔父の暴走は止められませんでした。
「お~い、大丈夫か? あんたボケたんじゃないがか?」
(あ~、あ~、言っちゃってるよ)
爆笑しながらいたぶっています。
電話で弟をいたぶって満足した叔父は、今度はウチの娘が友達とハロウィン🎃のプリクラを撮るために買ってきた[アヒルの被り物]を自らかぶり始めました。それに母も乗っかって誕生日のケーキの被り物とサングラスで仲良く並んで娘に写メってもらってます。
母は良いとして、叔父は名の通った友禅作家です。「おい、大丈夫か?」と千葉に向かって言ったあなたは(大丈夫か?) 前からおふざけが好きなのは知ってはいましたが・・・。
そこに更におふざけが好きな柿市社長である兄が母のケーキ帽子を奪って参戦し、さらにボルテージは上がっていきます。しまいには全員集合を強要し、わけのわからないハチャメチャな撮影会になってしまいました。
柿市一族のいかれた血は脈々と受け継がれているようです。おとろしゃ、おとろしゃ
ま、親戚一同大の仲良しってことで良しといたしましょうか。
どうでもいいおまけの話・偽りの自己申告
歯磨きを終えたダンナが笑いながら話しかけてきました。
「だっら、ワシ、今、歯磨き粉とちごもんで(違うもので)3分も知らんと歯磨いとったぞいや」
娘の洗顔フォームで歯を磨いたらしいダンナに私はぴしゃりと言ってやりました。
「あのぉ、あんたぜってー(絶対に)3分も歯磨いとらんて。せいぜい磨いて1分や」
そのまま無言で消えていったダンナです(笑)