【酒の失敗談・そこんとこ夜露死苦】

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このところ"三年振りの開催"って言葉をよく耳にするようになりましたね

長かったこの三年です

まだまだコロナ禍、決してクリアな状況ではありませんが一つ一つ日常を取り戻せたらと思います

(※写真は10月15日(土)に三年振りに金沢で開催された『サケマルシェ』のひとコマです)

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さて、いよいよ『新酒しぼりたて』の入荷が始まります♪

今月はその中から何点かご紹介したいと思います

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【酒の失敗談・そこんとこ夜露死苦】

10月最終土曜日、我が母の87回目の誕生パーティーを3F食堂で行いました。今年もこの日をお祝いできることに感謝です。少女のような心を持った母は、我々のアイドル的存在ですから祖母の長生き記録を塗り替える勢いで頑張っていただきたいです。

実はこの日に誕生日会をするかしないかで数日前から小さなバトルが起こっていたのです。

[① 優柔不断な人]

家族での行事はほぼ社長である兄の予定に左右されます。社長ともなれば何かと忙しいのは分かります。が、しかし、この方、筋金入りの優柔不断さなのです。

「土曜日に誕生会をして良いか」

姉がそう聞いた時点で何も予定が無ければすぐ決まることなのに毎回絶対に即答しないという妙な癖があります。

「後で聞いておく」

そう返事したそうですが、一体誰に聞くというのでしょうか?自分の予定は自分で把握していただきたい。前日になって

「誕生会するん?もう明日やぞ。」

詰め寄って聞くと返ってきた答えは

「するよ~。お前、雅美(姉)からなんも聞いとらんがか」

すまし顔でこれです。姉にこのことを告げ口すると鬼瓦のような顔をして(あの野郎的)言葉を吐いて歯ぎしりしておりました。分かります。どうせ返事もせずに自分の中で勝手に【誕生日会決行】にしたに違いありません。

【② 温泉行き?】

母87歳の誕生日ってことは来年『米寿』の御祝ってことになります。話の流れで

「ほんなら、米寿の祝いに温泉でもみんなで行くか」

そう言い出した社長ですが、一同沈黙。優柔不断ですものみんな話は半分以下にしか聞いていません。言うただけで消えていくお話が多すぎます。大体が自分の還暦祝いにみんなを温泉に連れて行くとか言ってましたけど3年経ってもその気配無し。そこを指摘したら

「コロナで行けなんだだけや」

です。あれ、おかしいね。今年、姉のがん保険の保険金で温泉一緒に行ったよね。別に今からでもいいんだよ~。

【③ 一点の曇りなし?】

寿司やご馳走でどんどん酒が進み、真っ赤な顔で良い気持ちになった社長が急にこう言い出したのです。

「ワシはもうやり残したことはない。すべてやり切って我が人生に一点の曇りなしや」と。

「は~あ~?何言うとれんて、次期社長は誰なん!」間髪入れず声が入りましたがもちろん言いませんよ。優柔不断で更に秘密主義者ですから。我々身内すらそこは全くの謎なのです。「明日からお前社長ね」って言われて出来る人いる?いないと思うよ。

【④ 私に振るな】

更に酒が進んで社長の顔は真っ赤から赤まだらになってまた問題発言です。しら~と言い放ちました。

「ワシは身体を鍛えとるよ」と。

真横からマジマジ観察しましたが、ブヨブヨしていてどうみても鍛えている体には見えません。すかさず嫁(義姉)が言います

「どこが鍛えとれんて。その腹。」

「ワシの腹は8つに割れとるよ~」

笑わせるのもいい加減にしていただきたい。

「8つになんか割れとるわけない」

と言った私のことが面憎かったのか人のこと指さして腹を抱えてヒーヒー笑いながら言うのです。

「お前、お前のアゴ8つに割れとるぞ」と。

私のアゴが8つに割れようが10に割れとろうがほっといていただきたい。

ぐずぐず言わずに 即決、即実行! そこんとこ夜露死苦

(※こちらは「社長」対「社員」のバトル話ではございません。兄妹喧嘩的文句話でございますのであしからず。)

最後に、、、

姉にここに書いたことに間違えがないか確認のため聞いたら「腹が8つに割れとる」発言以外一切記憶がないとのこと。あんた(も)終わってるね。