くわい

kuwai

「加賀野菜」のニューフェイス「くわい」は「芽の出る」縁起物。
ほろ苦い大人の味をお楽しみください。

くわいはその姿から「芽が出る」「めでたい」縁起物として、お正月のおせち料理や、お祝いのご膳に使われる。地物のくわいは江戸時代から栽培され、最近になって加賀野菜として認定された。
煮物以外あまり知られていないが、スライスして揚げたチップスや、炒め物やチャーハン、シュウマイの具にするとシャキシャキでおいしい。

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「くわい」は中国原産の水生多年草で、栽培されているのは中国と日本だけのようです。蓮根のように水田の泥の中で育てられ、収穫法も水圧をかけて掘り出す水掘りです。収穫の時期が極寒の頃であり、辛い農作業であるところも蓮根と似ていますが、蓮根のように一般的な作物ではないので、状況はさらに厳しいと言えるでしょう。

「くわい」には「青くわい」「白くわい」「吹田くわい」などがありますが、日本のくわいはほとんどが青くわいで、柔らかで味も良く、美しい青灰色をしています。

角のように突き出た芽が付いており、これが「芽が出る」「めでたい」にかけられて縁起物としておせち料理に使われる理由です。この芽が折れているものは商品としての価値は下がりますが、色艶が良いものは味も良く、お買い得品といえます。

最近になってくわいは加賀野菜として認定されましたが、歴史は意外に古く、江戸時代から栽培されています。現在の主な産地は河北潟や小坂地区、羽咋市などです。

 

ぐっとさむなってきたけど、皆さん元気かいね?私らさむて手なんかカシャカシャんなってしもたわいね。ほんでも家族みんな元気ねんさけ、ありがたいと思わんなんわ。

今度はついこの前「加賀野菜」に仲間入りした「くわい」の話ねんけど、ほんとゆうとちょっとびっくりしたわ。「くわい」て加賀野菜やったんや、へ~ってね。ま、私らにしたらいつもその辺にあるさけ、別に特別なもんやて思とらんしね。聞いたらこの辺でも江戸時代からつくっとってんといね。

ほやけど「くわい」ってどう思う?なんか芋みたいな栗みたいな、ボクボクしとってちょっこ苦いし、特にうもてならんもんでもないやろ。おせち料理にたいてい入っとるけど、積極的に手出さんもんの一つや。

なんでおせち料理に入っとるかて言うと、おめでたい縁起もんやしねんて。「くわい」って必ず芽が付いとるやろ、それが「めでたい」とか「芽が出る」とかゆうて、いいげんといね。

「くわい」にも種類があって「青くわい」「白くわい」「吹田くわい」なんかがあるげんけど。日本のくわいはほとんど「青くわい」ねんて。あんでもくわいの中じゃ一番旨いらしいげんちゃ。他のんとくらべたら柔らこて、味もいいげんて。

ほんでも聞いたら「くわい」ってなかなか大変そうやうぇ。ちょうど蓮根みたいにドロドロの田んぼで作るらしいげんけど。寒いがいね。収穫かってお正月に間に合わすちゅうことんなったら、暮れ近くのみぞれなんか降っとる時期や。寒いわ。寒てだいばらや。あんなちびたい水ん中入って、ぶっといホースで水ドバーって、とっかけて、水圧で掘り出すげんといね。

蓮根ならまだ、普段でも売れるやろけど、くわいなんか普段食う人おるかね?市場行ったら、売っとるげんし、やっぱ買う人おるちゅうこっちゃろね。

私らかって普段ほとんど「くわい」ちゅうんは食べんけど、考えてみたらけっこう使えると思うわ。煮たら柔らこうなるけど、生ん時はシャリシャリしとるし、餃子やシュウマイの具なんかに刻んで入れたらおいしいがんないかね。炒めもんにも良さそうやし、くわいチップスも旨いらしいよ。

きんとんやら、鍋もんに入れる地方もあるらしいし、この前テレビ見とったらお雑煮に入れとる人おったね。所変わればってこのことや。正月過ぎたら値段なんかガクーと下がるし、いろんなもんにつこうてみまっし。今が旬やぞ!!

「くわい」の名は、くわいの葉が大きな矢じりの形の葉で、「くわ」ににているところから「くわ芋」と呼ばれ、それが「くわい」になったということです。慈姑(くわい)という漢字は水中で1つの根にたくさんのくわいのつく様子が慈母が子に乳を与えるように見えるところからきています。

旬の時期

12月~2月

主な産地

小坂・河北潟地区・羽咋市

効能

中国では漢方薬として使われ、脚気や尿管結石に効果があるとされています。栄養価からみるとカリウム・鉄分・ビタミンB群などの値が高いので、高血圧や貧血、新陳代謝の促進や疲労回復の効果が期待できそうです。

おいしい食べるには

  • くわいは水生の植物ですので乾燥を嫌います。保存する時は水に浸けて冷暗所に置いてください。濡れ新聞でくるんだ程度でも比較的長持ちします。
  • えぐ味の強い食品ですので、煮物にする時は米のとぎ汁などで下茹ですると良いでしょう。
  • 煮物として使われることがほとんどですが、薄くスライスして水気を取り、油で揚げればおいしいくわいチップスになります。シャキシャキした食感を生かして炒め物やチャーハン、シュウマイの具に刻んで入れてもおいしいものです。小さなものはそのまま丸揚げして塩を振っていただきます。
  • 生のくわいをすりおろし、小麦粉と混ぜ揚げ衣にすると軽く揚がっておいしいそうです。
  • きんとんや鍋物に使う地方もあるようなので、色々な料理に使ってみてください。お節料理の時期が過ぎれば価格もぐっと安くなります。

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