柿市こぼれ話


平成28年3月某日、桜の便りも聞こえているのに信じられないほど寒くなり霙なんかも降っちゃっている今日この頃です。

さて今回は当社の片隅で30年近くも頑張ってきた冷凍室の末路について書いてみようかと思っています。

この冷凍庫結構な大きさがあるのですがいつの間にか氷のベロに飲み込まれ食材が取り出せなくなってしまいつつあります。

勿論手をこまねいて見ていたわけではなく専用の氷を砕く道具まで買って浸食を続ける氷と闘ってきたのですが他の仕事が忙しすぎて冷凍庫の氷にまでなかなか手が回りませんでした。

氷はまるでこちらをあざ笑うように増殖し、幾多の食材をその大きな氷柱の中に閉じ込めてきたのです。

取り出せなくなってしまった食材がどれほどあったことか・・・

一昨年の冬の初めに我が弟である社長が氷と闘う私に言いました。
「年が明けたら中の物を全部出して冷凍庫を止め、この氷をすべて取り去る。冬場でなければ中の物も痛むし、年末までは忙しいから年が明けてからやる。」

そう言いながら2年の時が過ぎました。すでに弟のやる気が全く見えないわたくしです。(-_-;)

どうせあてにはならない。弟のことをそうぼやきながらの不自由な毎日です。すでに冷凍庫の中は氷のナイヤガラ状態です。

迫りくる氷

その不安定な形の氷の上に置いた冷凍食品の段ボール箱が足の上に滑り落ちてきたこともあります。溶けていれば軟らかな鶏肉も凍ってブロック化していれば骨折することすらあり得そうです。何しろ2キロの凍ったブロックが6個入っている箱です。

その冷凍庫とうとう業者の方に見てもらうことが出来ました。我が社長2年ぶりに約束を思い出したのかもしれません。

結局冷凍庫としての外側はそのまま使うことになりましたが中の機械はダメだったようで新しいものに取り換えたみたいです。こんなに早く解決するのならもっと早くにとっかかってほしかったですよ。

そして冷凍庫の中から様々なものが出てきました。大量のうどん、冷凍パプリカ、冷凍されたさまざまな種類の肉、小松市のデパートに出店していたころのジェラート、期限切れのマーガリン、たい焼き、麩万頭、生麩、売れる見込みがあるのかと首をひねるほど大量の唐辛子、そして冷凍する必要など全くないスプーンやデッシャー・・・ 何で?

中でも驚いたのは何袋も出てきた朝鮮人参です。これは多分亡くなった父が買った物でしょう。とすると20年物?おとろっしゃ、おとろっしゃ、そんなものが食えるんかい?

弟はもったいないと言いながら私にホワイトリカーで漬けさせました。どうやら朝鮮人参酒にして自分が飲むようです。

20年物の朝鮮人参

食べること飲むことにあくまで貪欲な男、それが当社の社長です。

氷のナイヤガラが溶け去った今では冷凍庫は意外なほど広く小ざっぱりしています。驚いたことに中の棚につかった木などは新品のように美しいのです。棚の木も冷凍保存されていたのでしょうね。それもまたなんだか意外です。

空っぽの冷蔵庫

常日頃、おかしなことが頻発するわが社の日常の中では取り立てておかしな話でもないのですが、気がかりなことが一つだけでも減ったようでホッとしています。

次の気がかりは夏場にやると言っている当社駐車場での夏祭りバーベキュー大会です。またいろいろと揉めるんだろうなぁー・・・クー


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