柿市こぼれ話

皆様、明けましておめでとうございます。
昨年の当社にはいろいろなことがありました。
良きことも悪しきことも盛りだくさんの一年を乗り越え、
また新たに年の初めからまき直しです。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

なんちゃって、この原稿を書いているのは年末押し迫る息苦しきころです。
ではでは始めさせていただきます。

平成27年12月某日、数日前から急に寒くなり初雪なんかも降っちゃった金沢です。店先から眺める鉛色の空が妙にしっくりくるのですが、この空が私たちをネガティブシンキングへと導いているのかもしれません。そんな暗いうっとうしい金沢の冬です。

さて、今月のこぼれ話に何を書こうかと考えました。社員主催の忘年会もあったのですが当社としてはあまりにまともだったのでこぼれ話としての面白みに欠けます。

つらつらーっと考えるに、今月はやっぱりこの話題かな?題して【どこにでも居るダメ社員】としておきましょう。ブログの方にも書いちゃってるんだけどあんまり見ている人も居ないと思うからまっ、良いか?

12月の最初の土曜日、母と友禅作家の叔父と3人で外食することになっていました。夜の7時を回ったころ自社ビル入り口で叔父と2人で母を待っていました。

すると当社前の駐車スペースにタクシーが一台入り込んできました。お客さんでもおろしているのかしらと思っていましたが、突然バシャバシャと水の音が聞こえだしました。

えっ?ええ~~~・・・タクシーの運転手が当社の水を使って洗車をしています。あまりのことにわたくし及び叔父はあっけにとられて口をあんぐり開けるばかりです。

するとそこに外出の用意を整え終わった母がぶっ飛んできました。
「何してるんですか?うちの会社の水で何してるんですか?」(*`^´)=3
運「あっ、ゴメン、ゴメン。」人懐っこそうな笑顔で軽く答えた運転手さんはどう見ても60歳程度、ゴメンで済む話でもないはずですが一向に悪びれている様子もありません。

ああ、どこの会社にもいるねこんなバカ!とにかく怒れるわが母の剣幕に押されてタクシーは洗車をあきらめどこへともなく去って行きました。そしてこの後私と叔父は何も言わなかったと母にちびっと怒られちまいました。

私の場合呆れるから怒るへの道のりはそんなに近くは無いですし、即突撃モードに入れる母の域に達するまでまだ20数年足りていません。現在修行中です。

でもこの日は3人で楽しく外食して、不埒な運転手のことはすっかり忘れていました。しかし、週が明け従食を作りながらふと、この話を義妹にしたらかなり受けるだろうと思いついたので事の顛末を伝えました。

ドッカーン!! 普段は凶暴でもない義妹が激怒し、これは言わなきゃダメだと電話かけちゃってます。電話の相手はタクシー会社の社長さんらしく恐縮してすぐに本人を謝りに参らせます。との応対だったので『社長はまともだ。』と言うのが母と私、義妹の3人共通の認識でした。

そして数時間後、もうとっくに来てるはずの例の運転手の話題が一向に上がってきていません。とりあえず社長には話しておきましたし、数人の社員には数日前こんなことがあったと朝ご飯のおかずに話しましたが所詮数人の域を出ていません。

3階に顔を出した社長もそんな人は来ていないと言っていた挙句、ことの真相が露呈しました。

ニコニコ顔のタクシー運転手さんが当社を訪れ、自社ビルの一番手前で働いていた社員に
「この前は水を貸していただいてありがとうございました。」と言いおいて去って行ったそうです。

えっ?それって謝罪にはなってないよね?そんでなぜ電話をかけた義妹か、社長に謝るとかの展開にならんのかね?

結局この謝罪もどきがさらに義妹を激怒させ、さらなるクレーム電話へと発展しました。

最初の対応さえしっかりしていればここまでこじれるはずの無かった出来事が、こんなことになってしまい、結局タクシー会社の社長さんが菓子折りを持って謝りに来ていきました。

あのときゴメンゴメンと軽く言い放ったふざけたオヤジを見て、『あっ、ダメ社員だ。』と思ったまかない婦の抱いた印象は的確だったようです。

良かったよ、あのおっさんがうちの社員でなくて。

他社の社長の苦労を思った年の暮の出来事でした。


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