柿市こぼれ話


平成27年3月某日、ようやく春らしい日が続くようになってきました。花粉症もピークを迎えた今日この頃、そろそろ桜も咲き始めるころです。

さてさて、今月はちょっと時期外れではありますが当社の新年会の話題を取り上げてみたいと思います。題して【始まりは厳粛に】としておきます。

毎月書いているこの『こぼれ話』や『酒の失敗談』それに『まかない婦のお勝手ブログ』で散々出てきている当社柿市商店のすったもんだをこの文を読んでくださっている方々はよく御存じだと思います。柿市商店って普通ですか?私にはどうもそうでないような気もしています。(-_-;)

そんな柿市商店ですが新年会だけは格調高くブチ上げたいと社長は思っているようです。数年前から新年会の始まりは厳粛な感じで始めるようになってきました。

ハープの演奏で始まった年、筝曲の連弾がオープニングだった年、フルートの年、バイオリンの年、ピアノの年、本当に涙ぐましくも厳かなオープニングです。

     

オープニングだけではなく余興も有ったりして、社長の意気込み計り知れずと言ったところです。

もっともこんなオープニングが似合う社風ではないのでのっけから寝ちゃっている社員もいますが、大多数はじっと耐えています。その程度の忍耐力は持ち合わせているようで・・・

社長のあいさつ(これがたいていかなり長い(@_@;)のですが・・・)がおわり、乾杯が済むと大体カラオケが始まります。

このあたりから結構地金が出てきます。

もう覚えもないほどはるか昔から歌い続けている当社のカラオケスターは、初めて聞く人がぶっ飛ぶほど音程も何も狂いまくっている持ち歌をぶち上げます。

社長のお気に入りのAさんの歌は迫力満点で、彼の個性ともベストマッチで場を盛り上げます。

数年前に入社したBさんは初年度に喝采を受けた半裸のパフォーマンスで今年もはじけようとしていましたが、シャツのボタンが外れず不発弾になってしまい、宴会途中に先輩社員から厳しく突っ込まれていました。一年にたった一日だけはじける男はうなだれていました。

そして今年はなんと外国人歌手が最後に登場し場が大きく盛り上がりましたが、彼女に突進しようとするAさんを古参のCさんが羽交い絞めにして止めていました。

いつも乱れに乱れる当社の宴会を今年はベテラン社員が要所で締めてくれていたので、破壊行為もなく無事散会することが出来ました。ヤレヤレです。(-_-;)

トラブル続きの柿市商店ですが、その歴史は100年を超えています。ここまで来れたのも先代、先先代等の苦労のたまものです。

私が子供のころは両親も祖母も寝る間を惜しんで働いていました。子供はもちろん小さな店員でどれほど店の手伝いをさせられていたことか・・・小さなころからイカリボウフや銀杏の串刺し、缶詰やリンゴ磨き、椎茸の軸切などいろいろやっていました。

社会人になってからも日曜日は柿市の従業員として働かされてきました。妹など調子に乗ってギフト部門での腕を上げたので、良いようにこき使われていました。

勿論叔父や伯母たちも同じように働いていたはずです。そして大人になった後もある人は連帯保証人になり、ある人は社員となり骨身を惜しまず働いて当社をバックアップしてくれました。

資金繰りの厳しい時に大金を用意してくれたのも親戚です。

また家族のように一緒になって働いてくれた昔の従業員の力もこの会社の支えでした。泣いたり、笑ったり、喧嘩したり・・・一塊の大きな雪玉のように会社という器の中で絡み合って働いてきました。

会社も小さな双葉から若木に成長してきました。いずれは当家の手を離れ独り立ちしてくれるものと思っています。ですがこの樹を枯らしてしまわないようにしっかりした守り手の手にゆだねなければなりません。

そんな社員が育ってくれればと思う今日この頃です。


加賀野菜等の買い物地酒ギフトミニ知識とレシピ会社概要トップページ

〒920-0904 石川県金沢市下近江町 45番地の1 TEL.076-221-1365
E-mailto:info@kakiichi.co.jp