柿市こぼれ話


平成27年1月某日、寒さ厳しい冬が続いておりますが何やら東京の方もかなり寒くて雪が降ったとかでニュースになっていました。しかし、その映像を見ても積もってもいないわずかな雪がただ降ったというだけでした。そんなことでもニュースになるのかと雪国育ちの私どもは少々呆れている次第です。

さて今回は当社酒屋のお得意様である方舟様の御重役H様の年明け早々の訪問時のすったもんだを取り上げてこぼれ話とさせていただきたいと思います。題して

【お得意様、パニックババアにご用心。妹の勤務時間中においで下さい。】としておきましょうか。

先日夕刻6時過ぎに取引先のH様がいらっしゃいました。遠いお山からお酒を買いに来てくださったのです。(ゴンギツネではありません。一応人です。)

いらっしゃるかもと妹から聞いていたので「お久しぶりです。」と愛想よくご挨拶いたしました。

ところが小柄なH様の後ろから大柄なⅠ様が現れたので、慌てて立ち上がり再度ご挨拶をさせていただきました。

すると早速H様の突込みです。
「柿市さん、僕には軽くお久しぶりーみたいな感じでⅠ君が現れたとたんに立ってお辞儀って、その態度はおかしくありませんか?」

・・・たっ、確かにおかしいと言えばそうかもしれません。ですが勘弁してください、もともとおかしな人間です。

そのあとたくさんお酒を買ってくださったのですが、お年賀用に箱に詰め熨斗をかけてほしいと聞いてビビリました。『もし、名前を入れてくれと言われたら逃げの一手だ!』心の中でそうつぶやきました。

何しろわたくし字が恐ろしく稚拙なうえ緊張すると自分の名前さえ書けなくなるという奇癖の持ち主です。熨斗書きなどさせれば失笑され熨斗紙を無駄にすること間違いなしです。ですが落ち着いて考えてみればパソコンの『熨斗ソフト』を起動させればよかったのです。(・_・;)アリャリャ

このあたりからすでに軽くパニクっています。何でもかんでも動揺して普段なら出来ることが一切できなくなるという素敵な個性を持ち合わせているわたくしです。

妹はわたくしのことを「パニクりババア」と呼んでいます。時には「パトラッシュ」と呼び、いろいろなご用事にわたくしをこき使います。

話を元に戻します。注文された酒の内不足分を取りに本社に一度行った後、熨斗紙も足りないことが分かりもう一度本社へ・・・

二度手間、三度手間、発車オーライ。へまをやらせりゃ日本一です。

極めつけは熨斗がまたまた足りないことが発覚した時です。何とか小さな熨斗紙で勘弁してもらえないかと思ったのですが、箱にあててみると熨斗紙が小さすぎてチンケです。そいつはさりげなーく却下されました。(^^ゞ

さらに手間取る私に代わり酒の箱詰めや在庫品を店頭に並べることまでH様にさせることになってしまい。申し訳なさ200%といったところです。

お詫びに有るだけ欲しいと言われたグラスを本当にあるだけ20個以上も差し上げました。

ですがこのこと怖くて妹には言ってありません。(;一_一)

パニクり&ビビりオババと改名させていただきたいと思う次第でございます。

そう言えばH様が
「うちの会社、本部が移転したんですけど知っていますか?」と聞かれるので、もちろん知っておりますと答えると。
「おかしいなぁ、色んなところから花が来ていたけど柿市さんからは来ていなかった。」と背筋が凍るようなギャグをぶちかまされました。(ギャグでなかったとすればなおさら寒さが募ります・・・)

「えーーーーっと、暮れにあまりに忙しく妹は頭がおかしくなってしまっていたので・・・・」と言い訳にもならん言い訳を3回繰り返し、とりあえず妹の頭がおかしくなっていたということの印象付けは出来たと思うのですが、それが花を贈らなかったことの言い訳になるのかどうか、はなはだ疑問と思っております。

ただ、何度も同じことを言ったことと、何を注文してもあたふたとパニクり、地面にお持ち帰り用の袋を並べてみたり熨斗紙の入った箱をひっくり返したりしたので充分哀れを感じていただけたと思うのでこれ以上まずい立場にはならんとは思っております。追及するに忍びない哀れな年配者ということで・・・

今日落ち着いて見てみれば熨斗紙は5枚残っておりました。あの時なぜ無いと思ったのか自分でも分かりません。さすがパニックババアと呼ばれるだけのことはあると妙に納得してしまいました。

さてさて、問題の花はどういたしましょうか?
「遅ればせながらささやかな花をお送りします。移転及び業務展開のご発展おめでとうございます。知っていたはずなのですが忙しさに紛れ紛失議案になってしまい大変失礼いたしました。」とコメントでもつけてお送りしましようか?

それとも花ではなく九谷焼の湯飲み茶わんでも送りましょうか?姫だるまとか九谷焼のキンキラキンの獅子とかいろいろあるけど何が良いのかしら?

貰っても困るものもあるだろうしやっぱり花が無難かしら?それにしても今さら花を贈るダラブチ(大馬鹿者)が居るか?

しかし、今さらながらのそれをやるダサさが少しおもしろいと感じているひねくれ者のわたくしでございます。

こんなことばかりやってる当社酒部を見捨てもせず、なぜ仕入れ酒店を変えないのかもやや不思議なお取引先様ですが、そんなこんなのお付き合いがもう10年だそうです。このお取引、これからも続くのでしょうか?

『不確実』商売するうえですべての店が抱えているこの3文字がやけに大きく思える今日この頃です。


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