柿市こぼれ話


平成25年9月某日、ようやく朝晩涼しくなったと思えばまた暑さがぶり返したりして落ち着かない天気ですが、虫の音がすでに秋なのだと教えてくれています。

さて、今日は当社柿市商店のご近所で起こった栄枯盛衰を思わせるお話、題して【明日は我が身】です。

ブログの方で一度書いたかもしれませんがこの話は当社としても心に留めおいた方が良い話です。当社柿市商店は近江町にほど近い場所にあり、もともとの住所は下近江町です。ご近所には老舗と言われる店が何軒もあり、昔からの商売人の町でもあります。

このご近所の郷土玩具のお店が立派な自社ビルを売って当社の酒屋前の空き店舗に移ってこられました。距離にして20mほどですが規模はかなり縮小してしまいました。駅にも出店を出し、順調なご商売だと思っていたのですが高価な郷土玩具を買う人も減ってしまったのかと少し哀しい気持ちで新しいお店を見ています。

そして、その売りに出されたビルを買ったのがまたご近所の老舗だったので私たちの心も複雑です。この両店、もともと競い合うように商売をしていたご近所同士、ビルを売った方はどれほど切なかろうと古くからの住人は心配しています。

その心配はあながち的外れでもなく、郷土玩具店の奥さんは少しおかしくなってしまい、かつて自分の自宅兼店舗だったビルに何度も来ては扉を開けようとしています。それを見てまた近所の人たちは顔を曇らせています(/_;)

「胸がつぶれるよ。」九谷焼の店舗を切り盛りしているおばさんが吠えます。

昨日の朝8時台にそのおばさんから当家の母を呼び出す電話が会社にかかりました。
「奥さんはまだ会社の方にはお見えになっていません。」と当社社員に言われ、1度は引き下がったおばさんでしたが、すぐ後に今度は会社の方へ顔を出しまだ母が出社していないと知ると
「何や柿市さん、いつまで寝とるつもりや!」と吠えてイラつき、シブシブご自宅に戻られたそうです。

おばさん、うちの母もう何十年も早起きしてきたのだから日曜ぐらい少しゆっくり寝かせてやってもらえんかなぁ?ダメかい?

母曰く寝ていたわけではなく掃除をしていたそうですが、出社してすぐこの話を聞き九谷焼のおばさんの店に出向きました。『こんな朝早くから何の用だろう?』朝寝坊を非難され少々プリって〈`ヘ´〉出かけた母です。

ご自宅部分に伺うと捕まえられた捕虜がもう1人、当社駐車場隣のうどん屋の奥さんです。
「柿市さん、まあここに座るまっし。」母が第二捕虜として捕まると、うどん屋の奥さんは
「私は店を開ける支度があるから。」と去って行ったそうです。

九谷焼のおばさんの話はやはりお向かいの郷土玩具店が別の近所のお店になった話でした。今朝またしても郷土玩具店の奥さんが元自分の店だったビルに入ろうとしていたところをおばさんが自宅に連れてきたのだそうです。

九谷焼のおばさんは郷土玩具店の息子さんに会いに行き、又ひと吠えしてきたらしいです。おばさん元気ですね(~_~;)

とにかくずっと昔から商売を続けてきたご近所同士、一軒の店の規模縮小は他人事とも思えません。

当社も手狭になっているので新しく広い場所に移りたいといろいろ探していたところ、条件の良さそうな話もあったらしいのですが、これも昔からの老舗の持ちビルでそこを買い取るのも気が引けたらしいです。何しろ目の前でそんな店同士の様子を見ているだけに踏み切れないですよねぇ…

栄枯盛衰、長い間商売をしていれば良い時もあり悪い時もめぐってくるものだと思います。規模を縮小しても続けていればいつか花が咲くこともあるでしょう。

当社の酒部だって全然儲かってなんていないけど、とにかく次の代に引き渡すまではと頑張っている次第です(-_-;)

でも、あれっ?九谷焼店のおばさん、道路拡張計画にひっかかって言われた通り後ろに下がるなら4億円払ってもらわねばと息巻いていた割に引き下がって建てなおししちゃってますよね?市長のとこまで怒鳴り込みに行ったあのパワー、今も健在ですか?

おばさんのとこが4億なら当社は2億ぐらいにしておきます。あんまり欲深でもないので…てか、本当にどうなってんだろう?道路拡張計画(・_・;)


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