柿市こぼれ話


平成25年5月某日、ようやく暖かな日、暑い日もあるようになってきました。そうこうしているうちに梅雨になりそうですが、どうせ一年中天気の悪い金沢です。梅雨が来たって大したうっとうしさもないと高を括っています。

さて、今回は当社従業員食堂のある問題についてお話ししてみようと思っています。題して【鉢植え地獄】です。

当社の従業員食堂は5階建ての自社ビル3階部分にあります。日当たりもよく結構広々として気持ちの良い食堂になっています。

ただし、いろいろなものが置かれているので少々雑然とした感じをうけます。その雑然とした感じを一層パワーアップさせているのが義妹の育てている植物です。と、わたくしは思っています。

最初は種から育てたアボカドの木と琵琶の木だけ観葉植物として置きたいと言う話でした。私としては出来るだけクリーンな状況が望ましいと思っていたのであまり賛成はできませんでしたが、私だけの食堂ではなし少しは譲らなければと狭い心を無理やり開きようやくOKを出しました。

そしてここから『柿市ジャングル食堂』への道が始まりました。確かに最初は琵琶とアボガドだけだったはずです。それが次第に増えていき、ついにここは室内なのかどこかの家の庭先なのか訳の分からん状態になっていったのです。小規模なジャングルの中、小さなターザンが蔦につかまってアァア~と渡っていきそうです。ただ今当社3階の鉢植えは20鉢です…(-_-;)自室の分もプラスすると25鉢になります…これでも結構処分したのですが…

鉢植え地獄ふと気づけば電子レンジの上や冷蔵庫の上にも新聞紙を敷き鉢植えが飾られていました。鉢から浸み出る水分を遮るためスーパーのレジ袋がかぶせられていますが、それでも鉢から浸みだした水分は新聞紙を汚し、茶色のシミの浮き上がるその有様は栄養士としての私の規範を著しく侵害します。

あるときとうとう我慢が出来なくなって、汚い新聞紙はすべて捨て去り、必要と思われる部分にはビニールシートを敷きました。スーパーのレジ袋から皿に取り換え、極力テレビや冷蔵庫の周りから更衣室へと鉢植えを移動させました。欲しいと言う社員にあげた鉢植えも1つや2つではありません。

しかし、飾られた鉢植えは義妹宅から持ち込まれたものより、命日や母の日に親戚から送られてきた鉢植えの花が終わり、年を越して前の20%ほどの花をようようつけているようなものが多く、義妹の
「叔父さんたちの気持ちを無駄にしたくない。」という言葉に私自身も縛られています。20%の花がうらめしいです。

鉢植え地獄それにしてもその鉢植え達、決して美しい緑の観葉植物ではありません。一部というかほとんど枯れているようなもの(義妹に言わすと一時的に枯れたように見えるだけで時期が来ればまた花を咲かすのだそうです。)汚らしい枯葉を巻き落とすもの…鉢物なのだから当たり前なのかもしれませんが鉢の外にも薄っすら泥がついています。私の目から見ればただ汚い!の一言です。

さらに義妹が自宅で育てている鉢植えも、見ごろの花が付くと持ち込まれご飯を食べる社員の目に留まるよう飾られるのです。
「頼むからテーブルの上に鉢植えを置くのだけは止めて。」頼むと言うよりついつい命令口調で義妹に迫る私です。さぞかし不愉快だろうとは思うのですが鉢→泥→虫→微生物と考えると食事を摂るテーブルばかりではなく、食堂自体にも泥付の鉢植えがあってはならんものに思えてくるのです。私は間違っているのでしょうか?

目くじらを立てる私に社長である弟も言うのです。
「みんなに楽しんでもらえば良いがいや。」
「楽しくねーし!」〈(`^´)〉

義妹も弟もわかっていないようですが、私と同じように感じ、これらの鉢植えを嫌っている社員は何人か居ます。すべての人がOKならまだしも、そうでないならば清潔の方を優先すべきだと私は思っています。

なんて言っても、所詮は仏の手のひらで飛び回る孫悟空のような立場の私…心の広い義妹の手の上で踊っているだけのようなものです。

ここで一つ驚きの逸話をご披露します。

鉢植えばかりでなく、食堂の片隅に置かれた段ボールの箱の中に使っていない鉢や泥が保存されています。泥まで取っておく必要があるのかと思った私は義妹に聞いてみました。
「ねえ、この泥捨てても良い?」心の中ではいくらなんでも食堂に泥はダメだろうと思い、捨ててほしいと思って言った言葉です。

驚愕の答えはこちら…
「良いけど、私その泥たがやしているのよ。」
たっ、耕していたのか…(@_@;)

参りましたm( _ _ )m完全に私の負けです。食堂の片隅で泥を耕す義妹には太刀打ちできません。でも、これってありですか…?

最近では義妹に感化された母が自分たちの食事を摂る部屋の窓際に小さな鉢植えを並べています。おかげで窓際は汚らしい輪浸みだらけで、風の強い日に窓を開けるとぶっ飛んで落ちてきたりします。まったく腹立たしいかぎりです。

そして、母と義妹の2人は楽しそうにそれらの植物の成長を喜び合っています。その姿は微笑ましい限りですが私にとっては鉢植え地獄。増殖し続ける鉢物に息苦しさを感じます。

当社には年に2回業者さんが入りお掃除をしていただいているのですが、彼らにとってもこの鉢植えはかなりの難物だったらしいです。一度など大きな鉢植えを割ってしまいました。

よっしゃぁ!業者さんは恐縮していましたが、私は内心ナイスのボタンを何度も押していました。…心が汚れています…(-_-;)

更にこんなこともありました。数年前の暮、大掃除をしていた女性社員に話しかけられました。
「この枯れてる鉢植え、捨てたらだめなのかな?」
「良いよ。枯れてるんだから捨ててしまおう。」2人相談の上とっとと捨てられた鉢植えは、捨ててはいけないものだったようです。冬の間は軸だけになるが春にまた芽を出すのだそうで…(紛らわしいよ)

2人そろってやんわりと義妹にたしなめられちゃいましたが、階段の踊り場掃除担当の彼女たちにすればいつも枯葉を落としているみすぼらしい鉢植えに何らかの価値を見出せと言っても難しいでしょう。

どうしても置きたいのならもう少し綺麗にしておいてくれないかしら…ワジミの付いた窓際に少しでもきれいにしようと私の敷いたビニールシート、それすらすでに限界を超えた汚さになっているのですが…

なぜに食堂で植物を育てたいのか?自宅の庭ではダメなのか?いつの間にかまたテレビ付近に進出してきている鉢植えを見ながらため息の出る今日この頃です。ヒタヒタと押し寄せる静かな敵に孤軍奮闘するわたくしでございます。m( _ _ )m

でも、どうしたって義妹にはかないそうもありませんけどね…それに彼女良い人なんだ…うちの母もすっかり義妹と仲良しこよしだしなぁ…

まっ、わたくしめには勝ち目のない戦っていうことで……忍!


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