柿市こぼれ話


平成25年3月某日、ずっと寒かった金沢にもようやく桜がチラホラと咲き始めてきました。4月の頭あたり花見日和になるのかもしれません。

4月は年度初めということでいろいろな変化がある時期ですよね。当社でも一部の部署で担当の変更が有ったり、またしても新しく入ってきた人が居たりでほんの少しですが変化を感じています。

来る人有れば去る人有り。今日は当社の中でも人の入れ替わりの激しい部署『籠盛り部』に来ては去って行った人の話を少ししてみようかなと思っています。題して【なぜに変わった人たちが入ってくるのか?謎の籠盛り部】のお話です。

私の印象に強く残っている人は籠盛り部に入った若い女の人でした。当社の女性用更衣室は3階にあります。厨房も3階なので更衣室の様子は結構見えてしまいます。

その人は入社してすぐからしょっちゅう更衣室にこもっていました。働いていなければならない時間に何十分も更衣室に居るのです。

何をしているかと言えば鏡に映った自分の姿を飽きずに眺めているのです・・・(?_?)特に美しいわけでもなく、変わった帽子をかぶり服装も???なコーディネイト。鏡の向こうに何を見ているのでしょうか?

いつも先輩である籠盛り部の女の人が呼びに来ていましたが、いつの間にか辞めていました。本当に何を見ていたのでしょうね?てか、仕事もせずに何十分も鏡を見ているという行動自体が非常に違和感を覚えました。

もう1人、従業員食堂のまかない婦である私を驚かせた人が居ます。当社に入社してきた方はほとんど私の取り仕切る従業員食堂でご飯を食べることになります。女性はお昼だけですが男性は朝と昼の2食を当社で食べています。

籠盛り部に入ってきた新人さんにまず聞いてみました。
「何か嫌いなものはありますか?」帰ってきた答えはいまだに忘れることが出来ません。
「肉はヒレ肉しか食べません。」(-_-;)
えっ?今私何か聞き間違えたかな?ヒレ肉しか食べないって聞こえたような気がするけど・・・?念のために言っておきますけど、従業員食堂でヒレ肉が出ることはほぼあり得ません。

その人1週間もせずに辞めていきました。ヒレ肉の出ない食事に嫌気がさしたのか、食べ残しの度に理由を聞く私のしつこさに辟易したのか、よくはわかりませんがどれだけ待っていただいてもヒレ肉の出ることはまず無いので、早めに辞めていただいて正解だったかもしれません。

てか、「ヒレ肉しか食べません。」と宣言すること自体おかしくないかい?それほどひどい偏食なのならば弁当持ってくるとか、外食するとか色々あるだろうに・・・(-_-;)

それから、2時間働いたら30分休まなければならない人もいました。彼女を見守るために1人必要なので効率の悪いことになっていました。

当社で長年働いてくれた人の中にもつわものがいました。定年を迎え退職しましたが、食べ物にはかなりの我儘ぶりでした。
「肉は食べない。」と言うのですが、ステーキ食べ放題のイベントには参加していたのでmy母が聞いてみました。
「肉は食べないのじゃなかった?」
「美味しい肉は食べるのよ。」(@_@;)え~っ?なにそれ?うちの肉は不味いってこと?全くびっくりです。彼女曰く当社の従食で出てくるような肉は食べられないのだとか・・・(/_;)

遠い昔にこのこぼれ話で書いた人も確か籠盛り部です。ちょっと拾ってきますね。
〔柿市命〕
柿市命、柿市命、柿市命・・・体中にマジックで書きなぐり、顔にまでびっしりと『柿市命』の呪文を書いたその子は耳なし法市ではない。若くてきれいな女の子だった。ここまで愛社精神に富んだ社員は今までのわが社の歴史の中でも見当たらない。

「この中に手を入れたらどうなるかな~?」そう言って彼女は業務用冷蔵庫の大きなファンに手を差し入れた。もちろんかなりひどい怪我をした。社長が救急外来に連れて行って手当てをしてもらった。

「手も切れるかな~?」そう言って彼女は蕪を切っていた包丁で自分の手を切ってみた。手も切れた。社長が救急外来に連れて行って手当てをしてもらった。医者は社長をじっと見た。「あなたこの前も来ましたね。」社長にはその目がこう言っている様に思えた。『あんたは社員の手を切る趣味のあるサド社長か?』『違う、違うんだ。この子が勝手に切ってるんだ。』社長の心の声はお医者様に通じたのだろうか?疑問である。

とにかく余りにも危険なので、その子には辞めていただいた。

どうでしょう?覚えている方いらっしゃいます?どうやらこの方も籠盛り部だったような・・・?あな恐ろしや籠盛り部。当社社員の中でもスペシャルな人材を飲み込みながら、今現在も健在で当社を支える部署でもあり続けています。

ほかにもいろいろ変わった人はいらっしゃったし、今現在の現職社員の中にも私の理解を超える人たちが何人もいます。何も籠盛り部だけに限ったことではありません。

所詮私程度の器では受け止めきれない暴れ川『柿市商店』。今も昔も変わりなく氾濫を繰り返しながら姿を替えじりじりと成長し続けております。この先どんなものになるのか怖いような、楽しみなような・・・やっぱ怖いわ\(◎o◎)/!


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