柿市こぼれ話


平成24年5月某日

今月もいろいろな事がありました。一番大きな事柄は2人のベテラン社員が定年退職したことです。今回はこの話題でいきます。題して【2人の退職者】です。

この2人、1人は23年、もう1人は37年働いての退職です。彼女たちの代わりに新入社員が2人入社してきて女性社員の平均年齢がほんの少しだけ下がりました。とは言え、相変わらず『オバサンかおばあさんしか居ない』という基本構成はほとんど変わっていません。

この基本構成が当社男性社員たちの気持ちをくさらせているそうですが、狼の群れにウサギを投げ込むようなことはあまりに危険で、社長も二の足を踏んだのではないかと噂されています。

冗談はさて置き、退職した方の話に戻します。37年働いてくれたのは実は私の叔母です。勿論当家で生まれ、育ち、嫁に行って…戻ってきました。柿市商店を支え、育ててきた人です。

ところが、この叔母ばかりではなく、もう1人の退職者の方も送別会は辞退されました。理由は『決してすべての社員が心から送ってくれるわけではないから。』ということらしいです。寂しい話ではありませんか?言われてみればあたらずといえども遠からずといった風潮はあるような気がします。何もこの2人だからではありません。誰に対しても同じことが言えるような雰囲気です。

それは、人間ですからそれぞれに欠点はある。一緒に働いていて腹の立つこともあるでしょう、だけど最後の最後、拍手で送り出す度量が当社の社員になぜないのか?私にはそれが残念でなりません。

実は以前にも一度そのようなことがありました。長年働いてくれた人の送別会に『出たくない』という理由で出席しなかった人がたくさん居たことがあったのです。今回の送別会辞退もそのことがネックになっていると思います。本当に寂しいことです。柿市商店はそんな会社なのか?どうしてそうなってしまったのか?会社の将来を考えると背中の辺りにうそ寒い風が吹くような感じです…

寂しい話ばかりではなんなので、この2人の退職者のおかしなエピソードを少し添えておきましょう。まず、叔母です。

当社には一日に2回ゴミ収集車がやってきます。前にこぼれ話で書いたのですが、このゴミの収集を迅速に終わらせるため、今では社員がゴミ捨てに積極的に参加しています。以前はお金を払っているのだからと、収集車の運転者任せで何十分もかかっていた作業です。ゴミを捨てる人、プラゴミを分別する人、こぼれたゴミを掃いて集める人エトセトラ、エトセトラ…

その日、叔母はゴミ収集車のはるか後方で掃き掃除をしてくれていました。その叔母に向かってゴミの中から大量の汚水が噴出したのです。まるで水鉄砲で狙ったように叔母だけが汚水でずぶぬれになりました。信じられない出来事でした。他にも人はたくさん居たのに汚水は叔母だけを狙いました。「信じられん!何やこれ!」叔母の野太い怒声が響きます。結局叔母はいったん帰宅してシャワーを浴びて帰ってきました。ご愁傷様。私も浴びたことあるけど、あんなに全面的にやられた人を見たのは初めてでした。

次にもう1人の退職者の方のエピソードです。退職するに当たり、会社から何か記念品を贈ることになりました。本人たちの希望するものがあれば、そのほうが良かろうと社長は希望の品を聞いてみたそうです。すると彼女、当家の親戚の加賀友禅作家の叔父の描いた着物が欲しいと言い出したのだそうです。ハァ?何百万すると思ってんの?言っちゃなんだが、叔父さんは加賀友禅界の重鎮ですぜ!それマジ?

彼女はさらに言ったそうです「車でも良いかも?」ハァ?何百万すると思ってんの?退職金のほかに車ですか?開いた口が塞がらんとはこのことです。結局叔母に説得されて2人ともマッサージ椅子にしたようです。

ハァ〜〜〜世の中には凄い人が居るもんだ!! 特に当社は凄い人ぞろい。そのあたりちょいと自慢です。エヘン(*^^)v


加賀野菜等の買い物地酒ギフトミニ知識とレシピ会社概要トップページ

〒920-0904 石川県金沢市下近江町 45番地の1 TEL.076-221-1365
E-mailto:info@kakiichi.co.jp