柿市こぼれ話


明けまして おめでとうございます。

去年は私たち日本人にとって辛い出来事がありましたね。でも、おかげでこの国に暮らす皆が自分の家族だと思えるようになりました。自分の中では元からそうだったようです。そのことに気付かされました。

まだまだ寒い日が続く中、被災地の人達は暖かくしているだろうかと、何もできない私は考えています。とりあえず毎月給料を貰ったら義援金の募金箱にお金を入れることにしています。

さて、平成23年12月某日

外は冷たい雨が降っています。とうとう本気の冬です。暮れも近づいて気分も憂鬱です。暮れの殺人的な忙しさは、今は昔の物語になりましたが。多分昔の記憶が私を憂鬱にさせているのでしょう。

今日も憂鬱な話です。題して【おかしなラッピング】です。ほんの小ネタです、悪しからず。

その日の酒屋も暇でした。忙しかった月末も過ぎてやや余裕のある月初めの日です。自動ドアが開いて若い男性客が入ってきました。普通お客様は私たちにすぐ話しかけてきたりはしません。商品を見て自分の希望のものが無いかとりあえずは探します。ですがそのお客様はすぐに私に話しかけてこられました。
(客)「女性にプレゼントしたいのですけど、甘めのお酒で小さいの有りますか?」すぐに奥能登の白菊さんの純米吟醸のカップ酒をお勧めしました。大好きな酒だし、すっきりとした甘めのお酒です。
(客)「女性にカップ酒は無いでしょう?」確かにおっしゃるとおりです。私がうかつでした。でも、実はこのカップ酒、妹が自分のために仕入れているのです。妹はカップ酒が大好きです。勿論妹は普通ではないので女性の中には入れられません。

何をお勧めしようか迷っていると、お客様が自分で選ばれました。梅酒のソーダ割りみたいな品です。私の中ではお酒のグループには入っていませんでした。妹が暇なときに作っておいたのでしょう、種類の違う2本をまとめて綺麗にラッピングしてあります。
(客)「1本で良いのでこれ開けてもらえます?そしてラッピングしなおしてください。」心の中で小さな警鐘が鳴りました。その申し出はほんの少し非常識だとは思いませんか?結局ばら売りしている品を持ってきて私がラッピングすることになりました。本当はラッピング代金を頂かなければならないのですが、御代をいただけるラッピングになりっこないので黙って作業を始めました。

何とか頑張ってリボンもカールさせた頃にお客様が言い出されました。
(客)「ラッピングした上からもう一度包装してください。」
(私)「へっ?この上からですか?でもそんなことしたらリボンも皆つぶれてしまうと思うんですが…」
(客)「かまいません。その包装紙で包んでください。」見ればお客様が選んだのは一番厄介なラッピングペーパーでした。何しろセロテープが付かないのです。その通り言ってはみたのですが、よほどその紙が気に入ったのか、それとも当店の包装紙が嫌だったのかそれでやれの一点張りです。言いなりにやってはみましたがつける尻からテープがはがれます。

多分お客様は不満だったでしょう。でもさすがにこのやり取りの後でやっぱり包装紙を変えてくれとは良い出せなかったようです。私は「ほらね。」と言いたいところをぐっとこらえていました。まったく、儲けのほとんど無い商品に二重の包材と時間を取られ、挙句不機嫌になられて泣きっ面に蜂です。

大体何故ラッピングを二重にしなければならないのか、意味が分かりません。おかしなお客様は見る間に外れていくラッピングペーパーにくるまれた商品を手に、店を出て行かれました。あれを貰って喜ぶ女の子が居るのかな…?はなはだ疑問と言わざるを得ません。

どうです?私の憂鬱が伝わったでしょうか?ついでにもう1つ小ネタを披露しておきましょう。【救急車再び&刑事も来たよ】です。

先日当社に又救急車が来ました。社員が転んで額を切り16針も縫う怪我をしたためです。聞いた話では夜中の1時ごろ二階建ての冷蔵庫の階段を駆け上がっていてつまづき、額を何かの角で強打し、流血して動けなくなったのだそうです。その時間にもう働いていた二人の社員が救急車を呼んで、彼は搬送されていきました。

当社に救急車が来たのは何度目でしょうか?私にはちょっと分かりません。亡くなった祖母がらみで何回か出動していただきましたし、怪我や飲みすぎでも何回か呼んでいます。それにしても夜中の1時に走り回って働かなければならないのでしょうか?私はその点が疑問です。

この話には続きがあります。しばらく後に今度は数人の警察の方が取り調べにいらっしゃったと言うのです。何故に…?状況を話すとすぐに帰っていかれたということですが、朝っぱらから(夜中ですけど)喧嘩でもしたと思われたのでしょうか…?勿論血の気の多い社員をとりどり取り揃えてはいるのですが…

まあ、本当に当社では救急車は『日常ちゃめしごと』になってしまいました。刑事もおまけ程度のものです。そんな柿市の小さな出来事でした。では又来月。


加賀野菜等の買い物地酒ギフトミニ知識とレシピ会社概要トップページ

〒920-0904 石川県金沢市下近江町 45番地の1 TEL.076-221-1365
E-mailto:info@kakiichi.co.jp