柿市こぼれ話


平成23年11月某日

この頃やっと冬になりつつあるなと感じるようになって来ました。と、言うか急に寒くなったような気がします。窓を叩く雨の音に霰の弾ける音が混じるようになって来ました。

今日の話もお寒い話です。題して【理解不能な人達】です。

先日酒屋で働く妹のところへ出向くと、タレ目を吊り上げた妹が私を睨みながら言いました。
「ちょっと雅美(どうでも良いけど呼び捨てです)、柿の間(酒屋の2階にある当家の客間です)鍵かけといて!!」
「へっ?何で?」
「さっきが来て、今日泊まるから部屋見せてくれって言うとったよ。」
「へっ?何で?」
「今日業者会が有って帰りが遅くなるから、泊まるって言うげんわ。」
「何でいね?あの部屋会社と関係ないし!うちの客間やぞ!何で他人の家の客間に勝手に泊まろうなんて考えるんやって?」
「あの部屋の鍵開いとることは皆知っとるって言うとったぞ。私はダメやって言っといたけど、勝手に部屋見て旅館みたいになっとるって言っとったわ。鍵かけとくまっし!!」

この会話を標準語で要約すると、ある社員が会社とは関係ない私の自宅の客間がいつも使っていないから、これから必要なときに使わしてもらうと勝手に決め、部屋を見に来たということです。妹は駄目出しして「社長の了解を取れ。」と言ったらしいのですが、社長の持ち家ですらない部屋に何故に社員が勝手に泊まろうとするのか?私には理解不能です。怒りで身体がプルプル震えました。怒髪天を衝くです。
「ダラんねえけ!!ダラ!!(ダラとは金沢弁で馬鹿のことです)何考えとれんて!!誰が掃除すると思とれんて(私ではありません母です)!!」

いくら当社が家族的な会社だとは言え、あまりにプライベート部分に踏み込みすぎではないでしょうか?あんまり頭にきたので会合に出席している社長の携帯に電話を入れ、帰って来て鍵をかけろと言ってやりました(私は鍵を持っていません)。さすがに社長も彼の言動が理解できなかったらしく、首を傾げながら戸締りをしていました。

そう言えば以前にその酒屋の上の部屋に上がっていこうとするおばあさんが居たそうです。妹が気付いて注意すると
「私はず〜っと前からここに住んでいる。」と言ったそうです。ありえません。当家はもう100年以上ここで暮らしています。そんな人知りません。怖いですね〜。自分の家にいつの間にか知らない人が住んでいたら…その後どうなったのかは知りませんが、妹と弟が何とか処理したようです。

長く生きているといろいろな事があります。以前休日に買い物にこられた方が居たのですが、あいにく社員が居なくて私が応対させていただきました。
私「すみません、今日休みで係りのものが居ないので値段もちょっと分からないんです。」
「あんた、そんなこと言って良いがか?私はこの会社の若旦那のお姉さんの近所の者やぞ!」驚きました。この会社に若旦那が居たとは…?若旦那に一番近い存在は当社の社長でしょう…?社長の姉って私だよね・・・?
「あの〜、若旦那の姉って多分私しか居ないと思うんですけど…?」
「何ダラなことゆうとるがいね(何をおかしなこと言っているの)、あんたなんかお姉さんじゃないわいね。」私が姉でなかったら私は何?頭が混乱しました。それに、たとえそのお客様が若旦那の姉の近所の方であってもそれがどうしたと言うのでしょう。値段の分からないものをどう売ればよいのか、途方にくれました。結局若旦那の姉の近所の方は腹を立てて帰っていかれました。

後でよくよく考えてみると、どうやら当社で働いている叔父のことを若旦那と言っていたのではないかと考え至りました。しかし…若くは…ない。私が分からなかったのも仕方の無いことだと思われます。

このように当社には理解不能な方が磁石に引き付けられる蹉跌のように集まってきます。何故かは分かりません。多分どの会社でも同じようなものなのでしょう。うちだけ変ということはないはずですから…?


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