柿市こぼれ話


今月は、地酒ページの酒の失敗談を姉が書くと申しますので、
この柿市こぼれ話の方は私(妹)が担当させていただきます。

【わらびしい(子供っぽい)方】

これは、当社の(年齢的には)中堅に位置する男性社員のお話です。

彼はすでに四十路を越えていながらお歳のわりに本当にわらびしい(子供っぽい)方です。それにどうやら日本語がかなり不自由なようです。言葉の失敗は、頻度があまりにも高すぎてコレクションしようにも収拾がつかないのが現状です。そこはちょっと後回しにして、そのセンスにも首を傾げたくなります。

私の担当するこの酒屋に彼が入って来ました。思わず目を見開いて二度見した強烈なファッションは、おしゃれなハンチング帽に真っ赤なジャンパー・通称『柿ジャン』、当社の制服です。よほど自慢の帽子とみえて私に向かって『どや顔』です。それが逆に私のいけない壷を刺激してしまいました。ごまかしようのない笑いが突き上がって噴出す私に、興奮して真っ赤になった彼が言います。

「なんですか、失礼な。お宅たち夫婦はそろって僕を見て笑ってぇ。
いくら僕の帽子がカッコいいからって失礼でしょう」

(あぁ、ダンナも笑ったかい。そりゃ、やっぱ笑うやろね。)わらびしい彼は、どんな時でもすぐにムキになってとてもやっかいな方なので心の中で言ってあげました。

「悪いけどあんたその格好いかさんぞ。ハイカラな帽子は「良し」としよう。ただそのカッコいいハンチングと『柿ジャン』とのコーディネートにはムリがあるってことやわいね。お腰につけたポーチも勘弁やわ。
たのんし(頼むから)そんなざっかしい(変な)格好でお客さんとこに行かんといてくれんけ? 
ハイカラな帽子は遊びに行く時にでもかぶんまっし。」とね。

彼は時として凶暴化します。『メシ命』の人なのに忙しくなると余裕がなくなり、命の『メシ』が食えなくなるからです。そんな時、彼のイライラはマックスに達し、あたるところがないので物言えぬダンボール箱をボコります。勘違いしないでください。そんな日は、あなただけが忙しいわけではありません。やっぱりわらびしい方です。

すみません、話がすっかり横に反れてしまいました。日本語がかなり不自由ってとこに戻ります。漢字は当然、カタカナも怪しい彼です。音や雰囲気でなんとな〜く言葉を操っているのでしょうか? とにかく失敗が絶えません。[ブロッコリー]のことなんて、[プロッコリ]ですから。いい加減にして欲しいです。

そしてこの夏、とうとうそこだけは絶対に間違えてはならない究極を彼はしでかしてくれました。彼の書いたメモを見た社員が凍結してしまいました。メモには本来こう書かれているはずでした

マンゴー5個

……が、あろうことかそこに書かれていたのは、
マンゴーの文字から濁点&長音が消えたもの…それを5個と。

社内では大変な騒動になってしまいました。わらびしい彼は、頭もわらびしいようです。 

とにかくこの方の話題は尽きません。けど、もういい加減にしておこうと思います。
根に持つタイプなのでこれ以上は危険です。 

それでは来月は、いつも通り酒の失敗談のほうでお会いしましょう♪


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