柿市こぼれ話


【首が痛けりゃ首を吊れ&エトセトラ】(ご忠告。今月の話は長いよ、読むと疲れるよ。)

こんにちは、毎日暑い日が続いています。金沢の夏はただ暑いばかりでなく、ジットリと肌にからみつく湿気が自慢です。反面、東京や前橋のような殺人的な暑さは無く、ゆっくりと人を弱らす漢方系の夏です。

ところで、皆さんの在所ではお盆は7月ですか?それとも8月?ここ金沢では町中の中心部では7月、通り1本隔てた向こう側では8月と、おかしな具合に別れております。結果、お墓参りが2回になってしまうというわけです。

まあ、それはどうでも良いのですが、お盆のお飾りをしたので写真にとってみました。もともと、こんな飾り棚を作る風習は無かったのですが、祖母の実家でいつも飾っていたらしく、祖母に頼まれてみよう見真似で何年か前から飾っております。

オリジナルは胡瓜の馬と中ナスの牛らしいのですが、当家は八百屋。しかも加賀野菜の本場ですので「加賀太ぎゅうりの馬」とバランスを取って「米ナスの牛」にしてあります。今回使った太胡瓜があまりにも立派だったので、足に使った楊枝が重さに耐え切れず、飾った翌朝に折れ、でかい馬がスッ転がっておりました。前足の骨折です。ご先祖が胡瓜の馬に乗ってくるという噂ですが、乗った人たちが重かったのかもしれません。

さて、本題に入ります。って、ずいぶん長い前置きだな〜なんて思ったでしょう?ま、そんなもんです。人生辛抱が大切ですよ。

首が痛いんです。とにかく痛い。ビンビンに張っていて、急に横を振り返ったりすると何か大変なことが起こりそうな、そんな嫌〜な気配があります。原因は分かっています。首の骨は重い頭を支えるため、少し反っています。この反りを『生理的湾曲』と、言うのですが私達兄弟の頚椎は湾曲していません。あくまでもまっすぐに頭を支えています(妹にいたっては逆湾曲だそうです)。そのため首周りの筋肉が疲労しやすく、たびたびひどい痛みに見舞われます。医者様に言わすと『奇形』だそうです。兄弟3人そろって奇形な訳です。

ついこの前も、どうにも辛抱し切れなくて近所のペインクリニックに行ってきました。首周りの張っている辺りに注射を打ちます。チクチクチクと何箇所か。不思議なことにこの注射ほとんど痛くありません。最近では私の顔を見るなりもう注射の用意をされているような節があります。多分顔を見ただけでなぜ来たのかが分かってしまうのでしょう。

注射のあと電気も通すことになってやや手持ち無沙汰。先生もそこらをブラブラしていらっしゃったので、ちょっと聞いてみました。
私「妹が首を伸ばす装具を買おうかと言っているんですが、どんなもんですか?効果がありますかね?」 
先「そんなもん買わんでも首吊ればいいんや。」
「えっ?首吊りですか?死にゃあしませんか?」先生失笑。
私「どうやって首吊るんですか?」
先「どうって、鴨居か何かにこうやって紐かけて、顎のとこに引っかけて自分で紐引くんや。」身振り手振りで説明していただきましたが、それってもろ首吊りですね。ふと、妹が下がっている様が目に浮かびました。

しかし、いくら有効な手立てだと言っても、妹が酒屋のレジ前の定位置で、お客がいなくて暇だからと首を吊っていたりしたら少々具合が悪いような気がします。ただでさえ最近お客様が少ないのに・・・でも、おあつらえ向きと言っては何ですが、定位置の頭上に古い階段の手すりがあるので首吊りにはぴったりです。

クリニックから帰って酒屋に顔を出すと、妹に様子を聞かれ、今回は背中まで注射を打ってもらったと言うと
妹「えっ?あんたそのダイナマイトボディを曝したってことか?」バナナマンの日村によく似た目を剥いて妹が尋ねます。
私「そうや。ペインクリニックでダイナマイトボディ炸裂させてやったわ。ってあんたなんでそんな口悪いん?」
妹「知らんかったん?元々や。」妹はやや前かがみになって、うっすら笑っています。知らんかったわ、妹がこんな人間だとは・・・おとろっしゃ、おとろっしや(恐ろしや、恐ろしや)…妹の旦那は、「ただ優しいだけが取り柄ですから。」と、うちの母に言われて喜んで嫁に貰ったらしいけど「詐欺にあったようなもんや。」と、言っています。

まあ、ペインクリニックの先生もかなりのダイナマイトボディですから良しとしましょう。そんなことよりこの首痛なんとかなりませんかねぇ…

さて、今月はまだ続きがあります。決して暇なわけではないのですが、気になることがあるのです。と言うわけで強引にその話にもって行きます。飽きた人はここでおさらばしてください。ちょうど区切りがいいポイントです。

さて、さて、しばらく前に母と近所の居酒屋へ飲みに行きました。この店オープン当初は大変な賑わいでしたが、なんだかちょっと寂れた感じになっていました。しかもけっこう広いお店なのに、お客さんは入り口付近の椅子席のところにギッチリ詰め込まれていて、奥に見える窓際の小上がりや、畳敷きの座敷席には客がいなくて、照明もやや落としてあるようです。なんとなく違和感を覚えました。

理由はすぐに分かりました。案内の店員さんが
「椅子席でよろしいですか?」と、聞いてきたからです。本当は小上がり辺りでゆっくりとしたかったのですが「椅子席は嫌です。」なんて言ったら、とんでもなく気まずいことになりそうな、そんな気がして、心ならずも「はい。」と言ってしまいました。

既にこの時点で心に少々の不満があります。そのせいか、以前はおいしく感じたお酒もとんでもなく不味く感じます。『ほんとに同じ酒か?』酒がちっとも進みません。そうこうしているうちに、またお客さんが入ってきました。50歳くらいの身なりのいい女の人です。その人は椅子席どころかカウンターの一番隅の席に座らされていました。席はそこらじゅう空いていてもっといい席がいっぱい有るのにです。

そのとき、この店はもうだめだと思いました。今までうちの酒屋で観光客の方にいい店を紹介してくれと言われて、何回かこの店をお勧めしたことがあったけど、金輪際自信を持って薦めることは出来ません。窓際の眺めの良い小上がりや座敷は、有っても宝の持ち腐れ。こんな案内が横行しているようでは、諸事推して知るべしです。この店、せっかくある座敷や小上がりの無い、椅子席だけの狭っくるしい店に成り下がっているということではないでしょうか?それどころか有るのに案内しないのですから、不愉快さを加味するとそれ以下ですね。本来ならその店の良い席からお客を案内するべきでしょう。多分片付けのことなどを考えているのでしょうが、浅知恵です。

ふと思いました。この店ばかりではなく、当社も含めてすべての商売で、このようなことは有るのではないだろうかということです。出来るのにやらない。そのことで商売のチャンスを潰してしまう。例えばきちんとした挨拶をしない。お客様がいらっしゃっているのに面と向かっていないからと応対しない。掃除が行き届いていない。制服が薄汚れている。電話の応対が悪い。ミスをした後の対処が不適切。会社のものだからと、車や備品、商品などの扱いをぞんざいにする。すべて出来るのにやらないことです。

私が当社のために出来るのにやっていないことは何か?偏食の激しい人、検診の結果に問題がある人に栄養相談を行う?…いくら管理栄養士でも相手が望んでいないのに実行するのは難しそうです。

とりあえず、もう少し自分の服装などを小ぎれいにすることは出来るかも?小汚いオバサンのいる店からこざっぱりとしたオバサンのいる店程度の変換は出来るはずです。出来ることからやってみよう。出来ることをしよう。「人のふり見て我がふり直せ」ですよね。


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