柿市こぼれ話


【お葬式の話】

こんにちわ。いつもの年なら6月のうちから夏バテ気味の私ですが、今年はまだ大丈夫。それどころか、窓を開けたまま寝て何年ぶりかに風邪を引いてしまいました。

さて、今回はお葬式についてお話しようかと思います。商売をしている関係で取引先がらみの冠婚葬祭で不義理は出来ません。出来るだけ出席するようにしています。勿論担当の社員に出てもらう場合もあります。

あるとき、当社社員が会社からのお香典を持ってお通夜に出席していました。ところがどうも様子がおかしいのです。いつもどおりなら何人かは知った顔があるはずなのに、見たことも無い人たちばかりなのです。どうやら同じ会館で執り行われていた別人の葬儀に参列していたらしいのです。仕方なく受付に戻り、訳を話して香典を返してもらい、本来のお通夜に参列したそうです。他人事ながらどんなにばつが悪かったことかと、少し同情してしまいます。

先日私自身も古い知り合いの方のお通夜に参列しました。金沢では浄土真宗が多いので、通夜のお経も短いことが多いのですが、今回は真言宗でした。ほんの数日前に当社の社員が出席したのが真言宗のお通夜で、気絶するほどお経が長かったとこぼしていたのを思い出しました。『そうか、真言宗か、これは腹をくくらねばならんな。』気合を入れて参列しました。

ところが悲しいかな朝は4時代に起きなければならない家業のため、夜の7時ともなればもう一日の終わりを意味する時間です。聞きなれない長いお経を聞いていると睡魔が襲ってきます。確かに気絶しそうです。何回か頭がグラリと揺れ慌てて建て直します。鞭打ちにでもなりそうです。無くなった方との思い出を呼び覚まし、自分を叱りつけるのですが本当にお経が長いのです。

しかもこのお経、途中でまるで終わったように声が小さくなったり、変調があったりでいかにも『もう終わります』風なのです。そのたび周りの人たちの期待感が高まります。『騙されんぞ。』長いお経と聞いていたのでまだ先があることは分かっていました。                   

ジャーン

油断していたら端っこの坊さんがシンバルみたいなもので攻撃してきました。巨大な木魚も控えています。私の横で妹がビクっと体を震わせました。シンバル攻撃でやられたようです。

実を言うと我が家の宗派もかなりお経は長いのです。しかも真言宗以上に鐘やら太鼓が鳴り響くやかまし系の葬儀です。曹洞宗です・・・すみません。そういえば以前法事のときだったかで、お経が長くて足がしびれてしまい当社の社長(私の弟でもあります)が、焼香をしようとしてスッ転んでしまったことがあります。足が変な角度に曲がっていました。なんなんですかね?どうして真面目でいなければならないときに限って、あんなにおかしいのでしょうか?都合の悪いことです。

都合が悪いと言えば、当社の取引先に葬儀関係の会社が何軒もあることです。身内のものが亡くなったときに、どこかで葬儀を行わなければならないのですが、そうすると他の取引先に言い訳が立ちません。亡くなった父が生前
「わしが死んだら、葬式はせんでいい(しなくてよい)。りんご箱に詰めて川に流してくれ。」と、よく言っていましたが、亡くなったとき本当に恐れていたとおりのことが起こりました。恐ろしいことです。私達はおちおち死ぬことも出来ない身の上です。仕方が無いのでなるべく長生きをしてトラブルを先延ばしにすることにしましょうか?あんまり意味が無いような気もしますが・・・


加賀野菜等の買い物地酒ギフトミニ知識とレシピ会社概要トップページ

〒920-0904 石川県金沢市下近江町 45番地の1 TEL.076-221-1365
E-mailto:info@kakiichi.co.jp