柿市こぼれ話


【病んだ女は規則を守る】

こんちわ。毎日のように大きな事件や、災害が起こっていますが、皆さんつつがなくお暮らしでしょうか?私は珍しく体調を崩し、ぱっとしない毎日を送っています。

それはさておき、今日は私を縛る小さな規則の話をしようと思います。規則と言っても誰に押し付けられたものでもなく、自分で勝手に決め、勝手に守り、人にも押し付けようとしているものです。

まずは当社三階従業員食堂の自動食器洗い機の設定温度です。取扱説明書に80℃以上でと書いてあるので、お湯の温度が80℃を超えないと洗って欲しくないのです。ですが一緒に働いている母や義妹はそんなものあまり気にしません。80℃で2秒加熱すれば殺菌効果も期待できるのにだ〜れもそんなことお構いなしです。キメキメ女の私には辛いことです。ときどき彼女達が食洗機を使っているときに、温度計をのぞいてみるのですが、80℃以上になっていたことはあまりありません。そして母はそのチェックが気に障るようです。

それから、シチューや保温プレートで保温しながら供されるおかずは熱々であって欲しいのです。しかし、義妹は言います。
「そんなものぬるかったらチンしてもらえばいいがいね(いいでしょう)。」それはそうですが、こちらもプロなのですから熱々は必須でしょう?しかし、義妹にこの規則を押し付けたため、しぶしぶ加熱してあろうことか大切なおかずを焦がされてしまったことがあります。泣けてきます、『せっかく作ったのに…』と。涙をこらえても限りなくブルーになってしまいます。考えてみれば小さなことですが、その小さなことに日々振り回されている私です。人も振り回します。

そして、食事をする従業員にも厳しいおきてを押し付けます。『食べ残しは許しません。』鉄の掟です。たとえひき肉のひと欠けでも残されれば追求し、どうしてもきれいに食べない人には、次から別メニューが用意されます。その際、好き嫌いをする人が得をしないように別メニューは考えられます。完璧です。

その代わり、こちらの方も個人対応に向け努力しています。例えば鶏と大根の煮物だった場合、鳥皮嫌いの二人には鳥の皮をむき、鶏自体が嫌いな二人には鶏の代わりに肉団子が用意されます。大根嫌いにはジャガイモを同じ出汁で煮ておきます。汁が嫌いな人の煮物は汁を切り、熱々が嫌いな人には先に取り分けて冷ましておくといった具合です。我ながらよくやっています。ですが食べ残しは許しません。そういう規則ですから。

規則と言えば、私が中学生の頃学校で先生が
「外出するときは必ず制服を着るように。」とおっしゃいました。すぐに疑問を感じた私が
「銭湯に行くときも、制服に着替えなければいけないのですか?」と、手を上げて質問すると。
「そうだ。」と、おっしゃったので、真面目な私はそれからずっと制服に着替えて銭湯に行きました。まだ家には風呂が無かったのです。ですが我が母には納得できない出来事だったらしく、私に散々ガミつきました。そのたび私も
「だって、先生がそう言ったから。」と、譲りませんでした。私にとって規則を守ることはとても重要なことのような気がしたからです。

もう一つ母をいらだたせていたのは、銭湯へ行く途中まったく車の通らない道で、私が信号を守って赤では絶対横断歩道を渡らなかったことです。制服を着て、人通りもない道で信号が青になるのをじっと待つ私が母の神経を逆なでしていました。

ある日ついに母が切れました。学校に怒鳴り込みです。先生にとっては寝耳に水です。まさか本当に私が制服に着替えて銭湯に通っているとは思っても見なかったようなのです。昔話ならここで真面目な私は先生にほめられるべきですよね?でも実際には私は先生に呼び出され
「嫌がらせか?」と言うようなことをネチネチ言われたのです。理不尽さを感じました。私はただ言われた通りにしていただけです。

思い起こしてみれば、ほとんどすべての先生は私が嫌いでした。真面目で規則を守る手のかからない生徒だったはずなのに不思議です。私の中の何かが先生達を不愉快にしていたようです。

今ではすっかり大人になった私ですが、周りの人間をいらだたせる特技は健在です。そういえばこの文章も月末までには用意して、月初めの1日から載せる予定で一度も自分の中の締め切りを遅らせたことはありません。2人の妹達は
「一日くらいずれてもど〜ってこと無い。」って言っていますが、規則は守らんならんでしょう(守らなくてはならないでしょう)?どうよ?


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