柿市こぼれ話


【ハム一本食いの男】

こんにちは、今年は梅雨明けしたのかどうか分からないうちに、秋風が吹き始めましたね。今日は当社柿市商店のいつも楽しい社員食堂での出来事です。

当社には当然ながら取引相手がいらっしゃいます。その中でも、特に深いお付き合いをさせていただいているある会社から、盆暮れに高額の贈り物が届きます。取引高が多いというよりも、ひょっとしたら『高額贈り物合戦』みたいなことになっているのかもしれません。

この夏も、先様からロースハムが13本届きました。いつもはつましい社食ですが、頂き物に関してはケチケチせずにみんなで食べちゃうことにしています。そんなわけで、ある日のお昼『ハムステーキ食い放題の日』となったわけです。

ハムの厚みは1cm強。1本700gを8枚に切ります。事前に何本のハムを切っておけばよいのか迷うところです。1人2枚は食べるとして9本は切っておきましたが、結局この日は11本のハムがみんなの胃袋の中に消えていきました。とは言え、皆が均一に食べたわけではありません。約一名ダントツに食った男がおります。

彼が食べたハムは10枚。一本とちょっとです。以前の記録保持者も彼だったのですが、そのときは一本こっきりでした。それ以来、『ハムステーキ食い放題の日』には『一本食いの男』と恐れられ続けてきたのですが、今回とうとう一本を越えました。10枚目のハムを箸に刺して、にっこり笑う彼を他の社員が写メってました。

ハムステーキの日は私も忙しいのです。社食に上がってくる従業員に声をかけて、何枚食べたいのか聞き、その場で焼きます。「俺5枚。」とか言われると、ちょっと困ります。なぜならフライパンには5枚しか入らないし。焼きあがっても、皿がそんなに大きくないので、4枚も乗せるとピサの斜塔のようになって、ヘタをすると貴重なハムがなだれ落ちてしまいます。「俺5枚」が3人ほど固まって来たりすると、とりあえず3枚づつ、後に2枚追加の事態となります。

当社には健啖家がたくさん居ることは確かですが、かつての覇者も今はただ呆然と一本食いの男を見守るのみです。若さと勢いには勝てないものです。それでも欲と二人連れで頑張ってはみるのですが、腹も身のうち、さすがに撃沈するまで突き進むものは居ません。勿論当社では食べ残しは許されない犯罪行為。厳しく非難されるので誰も冒険するものはおりません。

一本食いの男はじつはもっと食べられたのだそうですが、ちょっと遠慮してしまったらしいのです。可愛いところがあります。それにこれだけガッツリ食われれば、かえって気持ちが良いというものです。

ただ、困ったことにはハムの塩分がたたったらしく、食後にのどが渇いて大変だったようです。おかげでハムだけではなく、冷水機のお茶もスッカラカンに飲み干されてしまいました。いったい何リットル飲んだことやら・・・いやはやほんとに豪傑君です。

そうそう、その後会社の定期健診があったのですが、彼の結果には「食べ過ぎに注意してください。」と書き込まれてあったそうです。なにしろ中性脂肪値が600を軽く超えていたとか。う〜ん、急性膵炎一歩手前ってとこか?ちなみに血清中性脂肪の正常値上限は150mg/dlぐらいだったと思います。1000を超えると多分かなり痛い目にあうことになると思いますよ。ご用心、ご用心。

P.S. 今度から彼のことをなんと呼べばよいのでしょうか・・・?だって『一本食いの男』では過小評価になってしまいますものね・・・『一本とちょっと食いの男』?それもちょっとねえ・・・
 他の社員が「彼なら牛一頭食える。」と言っています。牛一頭は無理だと思うのですが、鶏2羽くらいは楽に食べられそうです。今年の暮れには『ハム2本食いの男』に昇格してしまうかもしれません。恐ろっしゃ、恐ろっしゃ・・・


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