柿市こぼれ話


【お前は「はじめ人間ギャートルズ」か?】
 私が妹と一緒に当社の酒部で働いていることはたびたび書いてきたので、皆さんご存知だとは思うのだが、今日はこの妹についてちょっと変だと思っていることを聞いていただきたいと思う。

 妹とは言っても、実はもうかなりのオバサンである。だから仕方が無いことなのかもしれないが、彼女はひどく保守的で、新しいことに挑戦することは苦手のようである。特にパソコン!ひどすぎる。

 私が「98」を使っていた頃、妹はどこにそんなものが存在していたのかと言うほど古めかしいワープロを使っていた。もちろん壊れても交換する部品など無いし、他の友人知人たちとの互換性も無い。周りから散々言われてようやくパソコンを使う気になったのと、私が「XP」に買い換えたのが重なって、「98」は妹の手に渡った。

 「98」自体は今も無事である。ただ、無事でない物がある。エプソンのプリンター君は廃人になってしまった。多分、何らかの故障があったのだとは思う。妹はプリントアウトできないことに業を煮やし、たっぷりインクの入ったカートリッジを無理やり交換した。それもプリントアウト中に動き回るインクヘッドを押さえつけて強引に取り替えたというのだ。なぜ?なぜそんな野蛮なことを…?お前は「はじめ人間ギャートルズ」か?マンモスの肉を石斧でたたっ切ってんのか?ちょっと風邪気味だったプリンター君はこの仕打ちで廃人になってしまい、交換したばかりの純正のカラーインクも2個パーになってしまった。

 今、彼女は私の新しいキャノンのプリンターを使ってやろうと狙っている。しかし、使うためにはインストールしなければならないと言ったところ、いとも簡単にあきらめてしまった。私は親切にインストールの仕方を教え、とっても簡単だと念を押した。無駄だった。妹の頭の中には『やったことの無いことイコール出来ない』の数式が大きくインプットされているらしい。ま、いっか。この上キャノン君までどうにかされたらたまったもんじゃないしな。


【朝の目覚め】
 先日、2年ぶりに昔働いていた尾瀬の山小屋に行って来た。朝、「カッコー、カッコー。」「ホーホケキョ。ケキョケキョケキョ、ホーホケキョ。」と、鳥たちの交響曲で目が覚めた。「ああ、素晴らしい。なんて素敵な朝だろう。それに比べて柿市商店の朝ときたら…」

 そう、柿市商店の朝ときたら最低である。まずほとんど毎日、馬道君が「ゲェー、ゲェー、ウェッ、ゴッ…」などと吐き気と戦っている。二日酔いなのか、ただの癖なのか、それとも私に対する嫌がらせなのか、それは知らない。

 しばらくするとガンタロウ様が市場から帰ってきて「労働者諸君、荷物を降ろしたまえ。」と、朗々とぶち上げる。そして、すぐに手伝いに来ない不埒なやからを見つけ出し、ちょいといたぶる。逃げ回る者、謝る者、黙ってやられる者、様々である。

 歌を歌う者も居る。声がでかい。

 大きな段ボール箱をドスンと置く音。冷蔵室の扉をバウーンと閉める音。喧嘩を始める者や、朝からネチネチからむ奴。100個以上入った卵の箱を取り落として悲鳴を上げる者。何十丁も入った豆腐のバットを車で轢いてしまう者。もう、まったくもって毎日毎日大変な騒ぎである。

 「あんた達、近所迷惑なんだよ!頼むよ、オレはご近所様に肩身が狭いよ。トホホ…」毎朝がトホホな目覚め。茨の道を重荷をしょって、ご近所様に遠慮しながら生きていかねばならない定め。何でこんな家に生まれてきたのか?多分前世で相当悪いことをしたに違いないとしか思えない。ああ、また毛が抜ける。女なのに禿げていく…


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