未成年者の飲酒は法律で禁止されています
〈東京で石川県の地酒が飲める店〉【方舟】http://www.ceory.co.jp/】
『そのまんま』と言うストレートな名前がいいですね。飲んでみたい気持ちをさらに掻き立てるネーミングです。これまで火入れされた「純米吟醸」は何度かご紹介しましたが、こちらは完全生酒で「おり」がからんだ正に『そのまんま』です。
やわらかな甘みはいやみが無く、スーッと消えていきます。火入れの酒で感じたこの感覚は、濃さの違う無濾過の生原酒であっても同じなのが不思議です。(要冷蔵)
原料米 | 精米歩合 | 日本酒度 | 酸度 | アミノ酸度 |
---|---|---|---|---|
麹米/山田錦 掛米/添:山田錦 中留:五百万石 |
麹米/50% 掛米/55% |
−4.0 | 1.5 | 1.2 |
石川県輪島市鳳至町上町24 <株式会社白藤酒造店>
伸びやかですっきりとした辛口の中に上品な甘みが感じられる純米の生酒です。
〈うすにごり酒〉なので瓶を傾けるとかすかなにごりが優しく漂います。
個人的に〈うすにごり酒〉がNO,1に好きなので、絶対におすすめです!
裏ラベルには、こう書かれています。
百千鳥 当地には神田神社という古い社があります。春にはいろいろな小鳥たちがやって来て、鳴声を聞かせてくれます。そして畑には菜の花が、田んぼには蛙たちが一斉に姿を現します。 |
『春』にふさわしいやわらかな黄色のラベルは、この景色でしょうか?とても綺麗です。
この酒は[季節限定]でしかも[限定流通品]になりますので、気になる方はお早めに!(要冷蔵)
原料米 | 精米歩合 | 日本酒度 | 酸度 | アミノ酸度 |
---|---|---|---|---|
麹米/山田錦 掛米/五百万石 |
麹米/50% 掛米/55% |
+2 | 1.5 | 1.0 |
石川県白山市安吉町41 <株式会社吉田酒造店>
控えめな香りで、口に含むとしぼりたてならではの舌先にピリッとした感覚がきます。その後にコクやふくらみが口の中に広がります。辛口で濃いけれどしつこくない、旬の食材を引き立てる『旬』の味。料理との相乗効果をお楽しみください。火入れされた『旬』との飲み比べも面白いですよ。(要冷蔵)
原料米 | 精米歩合 | 日本酒度 | 酸度 | アミノ酸度 |
---|---|---|---|---|
麹米/雄町 掛米/山田錦 ともに岡山県産 |
55% | -6 | 1.6 | 0.6 |
石川県加賀市山中町湯の本町ラ-2 <松浦酒造有限会社>
【酒の失敗談・毎回毎回楽しいんだからしょうがない】
2月10日(木)の私
この日は叔母の命日である。叔父の家には亡き叔母を偲ぶ面々が集まった。お参りが済むと、叔父の行きつけの寿司屋に全員で大移動した。うなるほど旨い刺身や寿司、焼き魚とくりゃあ『酒』でしょう。左横からは日本酒が、右横からは焼酎ロックが私をガンガン攻めて来る。だめだめ、その手には乗りませんよ。親戚が集まった今日こそは絶対に謙虚でいようと決めてきた。いとこの中でダントツに美しいナミちゃんとその一家に話しかけた。「こんなに綺麗なお母さんで、友達みんな羨ましがるやろ」心から綺麗だと思う気持ちに嘘などあるはずがなかった。会話を弾ませた後は、この[失敗談]のネタを増やすことも無く、恭しく叔父に今日のお礼を述べて無事帰宅した。
休み明けに叔母が泣き笑いしながら私に言い寄ってくるまでは、そのはずだった。。。
「あんたさすがやわ。ナミちゃんに綺麗や綺麗やてしつこいほど持ち上げといていきなり『綺麗やけど、その毛玉のセーターはないやろ』と突き落としとったぞ。ついでに『綺麗やけど、族(暴走族)やってんろ?』で、全員大爆笑やわ。」あぁぁぁ、やっちゃってましたか。言われてよみがえってきた記憶におびえる日々。ごめんね。ナミちゃん。
2月12日(土)の私
友人N子の次女が希望の私立高校に見事合格した。公立の受験を控えているが、ひとまずお祝いをするから来てねと誘われた。今日は朝から少々腹の具合が悪い。だけどそんくらいのことでこんなにめでたいお祝いの宴を断るわけない。次女が園児の頃からの付き合いだ。パンパースあててでも行くでしょ、そりゃ。
嬉しい時は酒が進む。最初はまずまず好調だった私の腹がゆっくりと悲鳴を上げ始めた。仕舞いにはトイレに立てこもり状態。やっとのことで這い出てくると、もう十分飲んだのに子供らを家に置きざりにして親たちだけで夜の片町(金沢の繁華街)に繰り出すことになってしまった。結局打ち上がってるのは親の方なんだよね。
「体調不良に付きこれにて失礼させて」と再三申し出たのに私はそのまま拉致された。あぁぁぁ、だけど楽しいんだからしょうがないか。飲んではトイレ、歌ってトイレ、踊ってトイレ、、、弾けるだけ弾けて結局午前様。
ひと月待ちでようやく予約できたマッサージも無理、N子の家に置き去りにしてきた娘と車の回収も無理、食事の準備など絶対に無理。家族全員の激しいブーイングと戦いながら私は夕方4時まで寝続け、挙句ダンナにぶち切れられて泣く泣くベッドから出た。(使い物にならないのになぜ起きなくちゃダメだったんですかぁ、ダンナさん)
2月19日(土)の私
東京のお得意様、『日本酒スローフード 方舟(はこぶね)』さんへの出張はこの日で2回目になる。
方舟さんでは、月1ペースで北陸3県と新潟県にある日本酒の蔵元を囲む会が開かれている。今回は石川県の酒造店・[手取川正宗]醸造元、吉田酒造店さんを囲む会のお手伝いが目的である。
打ち合わせの電話で、本気か冗談か方舟営業支配人の[I田さん]が軽く私に言う「司会されますぅ〜?」と。
丁重にお断りしたが、当日になって無茶振りしてきたらどうしよう。そう言えば事前に送られてきた方舟さんの企業理念の中に記された行動指針に『出来ない』禁止と書かれていた。社員じゃなくてもそうなんですかぁ〜[I田さ〜ん](泣)。何年か前に気分がハイになって[柿市は方舟さんの金沢支部です]なんて一発ぶちかましてしまったことが頭をよぎる。最悪の場合を想定してシュミレーションしてみるべきか。
「こちらは、手取川じょうじょうもと、ぞうじょうもと、じょうちょうもと、吉田しゅじょうてん、吉田ちゅじょうてんしゃん、、、あ・あ・あ、、、、やっぱ無理!」(いきなり振ってきたら?一発笑われて奈落の底まで落ちればいいさ。)そう腹を据えて方舟さんに到着すると、司会はスタッフの[O川さん]が担当してくださることになっていた。ほっ。
---囲む会終了後---
お客様を送り出した後に蔵元さんやスタッフの皆さんたちと一緒に打ちあがった。何かを成し遂げた(?)後の酒はまた格別に旨いでしょ。とても楽しかったので楽しかったことを書きます。
〈方舟・原社長に誉められたこと〉
●柿市HP・柿市こぼれ話内で姉が堂々と社長をこき下ろす文章のすごさ
〈手取川・吉田社長に誉められたこと〉
●柿市のゴミの中にはまだ十分に食べられる食材が上手に捨てられており、そのゴミ山(宝の山)から我が家の食材をゲットしているという私のエコ
〈手取川・吉田社長のかわいそうだった話〉
●ご自身の会社のHP社員紹介で女子社員のことを書いた。動物にも優しい彼女のことをアピールしたつもりの文が、回りまわって本人に伝わったのは「動物と会話が出来る女性」だった。良かれと思って書いたのに大きく勘違いされ、女子社員に激怒されたとのこと。
〈方舟・I田さんの口癖〉
●「言うよね〜ぇ」ジェスチャー付き←(ちょっと古いかと。今は、『てやんでぇ〜』の時代ですよ)
笑いながらなぜか私の二の腕をバシバシ叩きまくっていた。(サンドバック代わりですか)
〈方舟・スタッフの皆さん〉
●若くて勉強熱心。しかも礼儀正しくて爽やか。(都会は悪い人ばかりだというのは誤りのようです。)
方舟の皆様、本当にありがとうございました。
〒920-0904 石川県金沢市下近江町 45番地の1 TEL.076-221-1365 E-mailto:info@kakiichi.co.jp