朝晩、すっかり涼しくなりましたね。

強烈な日差しが少なかった夏が終わり、
静かで過ごしやすい秋の夜長には日本酒が似合う気がします。

今月は、勿論秋の限定酒『石川ひやおろし』のご案内です。
季節商品の仕入れは、(もう少し欲しかった)と思うくらいなりますので
「これは!」と思う商品はいち早くゲットしてくださいね。

未成年者の飲酒は法律で禁止されています


先日、お客様から「もしかして[柿市こぼれ話]を書いているのはあなたですか?」と質問された。
「えっ、読んで下さっているのですか?ウチのホームページ、親戚や友人以外で見て下さってる人がいるんですね(驚)」
そこへ姉が不意に何かの用事で店に現れ、いつもにないすばやい動きで瞬間去っていった。
「やぁー、妻が面白いと言って毎月とても楽しみにしているんです。」
「そうですかぁ。私ではありません。[こぼれ話]は、姉が書いておりまして、あ、今出て行った分厚いのが姉です。」
「とても楽しみにしていますので、そう伝えてください。」

会話のかけらにもこの[酒の失敗談]に対するコメントは出てこなかった。去っていくお客様に頭を下げながら小さく呟いてみた。『残念ながら私が書いているのは、友人から「面白くない」だの「キレが悪い」だの散々言われながらも細々と書き続けている[酒の失敗談]の方なんですよ。』いいんだ、いいんだよ。いいんだよーぉぉぉ。

さてさて、今月の[酒の失敗談]に移りましょうか…

【酒の失敗談・お母さん、良かったじぃー】

母がケガをした。その日、母も姉も私も一緒にご機嫌で飲んで結構いい気分になっていた。何かに焦った母が階段から落下した瞬間は誰一人目撃していない。運悪く顔から床に落ちたようで、眉間と鼻から激しく血が吹き出してる。救急車が到着し、母が運ばれた。同乗したのは姉と私。

救急隊員が自宅からかなり遠くの病院に受け入れ要請をしだした。私は言った。ちょこっと酔った勢いで言ってみた。「そっれ遠いわ。金大(金沢大学病院)やってもらえんけぇ」隊員の顔がいきなり険しく変わった。「はぁあ?無理です(怒)そんな指定は受けられません。」はい、ごもっともでございます。私が隊員なら頭突きしてやる。「この方がいつも飲んでいるお薬とかありませんか?」「ありましぇん。」姉が答えた。「ちょっと待ってや。血圧の薬飲んどるやろぉ。」私が姉をどやしつけると「あぁ、あぁ、飲んでます。血圧の薬です」隊員がジーッとこちらを見た。この酔っ払いめ!って顔で。ポケットに手をやると入れたつもりの携帯がない。私は固定式のカーテンをこじ開け、窓を激しく叩いて外で待つ旦那に携帯をくれとジェスチャーした。「カーテンを開けないで下さい。窓も叩かないで下さい。」また叱られた。こんなやり取りの間も母は興奮して泣きじゃくっている。何とかして落ち着かせねば。「お母さん、大丈夫やよ。」と声を掛ける私の隣で姉が口を開いた。
「お母さん、落ち着いて。お母さん[旗本退屈男]好きやろ。天下御免の向う傷![旗本退屈男]と一緒やよ。」今、何とおっしゃいました?私は姉を見た。おい、姉、それ励ましけ?どうやらマジで励ましているつもりのようだった。今度は額に手をやり、人差し指を立てて「パァッ、パァッ」と[退屈男]の真似をして笑顔で切り出した。
「お母さん、良かったじぃー。大好きな[旗本退屈男]と一緒やよ。」おい、何が良かったってか?その励まし方は間違ってないか?母は更に激しく泣き出した。姉の言葉が嬉しくて泣いたとは到底思えなかった。優しく微笑んで励ました次は脅しにかかった。
「お母さん!おばあちゃんおるげんよ。」
姉は祖母よりも先に死ぬなと言いたかったらしいが、死ぬほども痛んでいないだろうよ母は。
救急隊員の御三方が私たち酔っ払い姉妹をどう思って見ていたのか、、、二度と会わずにすむことを願うのみだ。

姉の酔っ払いパワーは病院についてからも衰えなかった。
眉間を縫わなければいけないと言われて、傷跡を心配する兄の隣で
「ブラックジャックでもなんでもいいからチャッチャーと縫うてくださーい」
と、医者に笑顔で話して仰天させた。

…あの日から数日が過ぎた。
まだかすかに人の心を保てていた私とは違い、救急車の中で自分が口にしたことを覚えていない様子の姉に[旗本退屈男]の話を聞かせてやった。私の話に顔をクチャクチャにして涙を流し、ウンチングスタイルのまま腹を抱えて固まってしまった。自分が掛けた言葉が母に聞こえたかどうかを気にしている姉よ、あんたなんか確実に間違ってたと思うぞ。飲み過ぎには気ぃ付けなはれやぁ。(事件記録 H21.8.29)


秋の限定酒 石川ひやおろしキャンペーン

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